皆さんこんにちは。
Matephysiです。

久々の投稿になってしまいました。
B4の方々は院試勉強真っただ中でしょうか。

この記事の閲覧が伸びていることを踏まえると、
どうやら院試で悩んでいる方も多いようです。

諦めないことが大切です!
無理のない程度で、最後まで頑張ってください。

さて、最近はまたコロナ感染者が増えているようで、一瞬緩んだ密に対する緊張感が再発してきたように感じています。
実際に僕の所属する研究室でも感染者が出てしまい、今は基本在宅ワークです。

僕はコロナ真っ盛りの時期に研究室に配属され、コロナとともに研究生活を送ってきました。

恐らく最も特徴的な点は、

コロナの流行によって研究ルーティンの強制的な変更を余儀なくされる点

ではないでしょうか。

時には、研究室に来てはいけない、と当日に言われ
時には、一週間前までに滞在時間を報告した場合にのみ来研可能、となり
時には、制限はあるが制限がないように振る舞う。

皆がカオスの中で、「コロナ」という得体のしれない力に影響されながら生きているなあと実感します。

もちろん、

会社員じゃないんだから、もっと自由にやらせてくれ

と思う時もあります。

ただ、最近、上手いことやれば、
この「強制切り替え」にはいい点があるなと思いました。

ポイントはただ一つ、

だらだら実験することがなくなる

ことです。

理系大学院生の皆さんなら経験があるかもしれませんが、
本来は2時間で十分な結果が得られるのに、
忙しいからと言って4時間放置してみたり。

取り合えずやってみたけど、
なんだかいいかなと思いだして、途中でやめたり。

時間に囚われず実験することだけを目的に実験を行うと、
かなりロスが多くなります。

しかしながら、今まで以上に厳密に制限された時間内に自分のやりたいことを終えるためには、
実験前に考えることが必要不可欠になります。

この実験の目的は何か。
何が知りたくて実験をするのか。
必要最低限何をしなければいけないのか。

実験結果を用いて、どのようなストーリーを構築するのか。

常にそのようなことを考えるようになりました。

そして、このようなクセを身に付けさせてくれたのは、
コロナ感染対策に踊らさる不安定な社会から来る外的要因なんだと思います。

さて、今はかなりポジティブに、コロナ渦における研究生活に適応した結果得られたクセを紹介しました。
しかしながら、この事実に対してはこのような見方もできる気がします。

つまり、

コロナ感染対策による行動制限が、コスパ野郎の誕生を促している

という見方です。

ずいぶん前に見たこんな記事を思い出しました。

「研究者に必要な資質は何?ノーベル賞の山中・赤﨑両教授が学生の質問に回答」

ここには、

色眼鏡を外して真実を見ること
若い頃にいろんなことに挑戦すること

の大切さが述べられています。

う~ん。

これを読むと、さっき僕が言っていたことは間違っているのかもしれません。

制限時間の中で自分の出来ることをパズルのように組み合わせていく。
それ自体が目的化し、
できる範疇のことしかやらずに一日を終えるのは、とても小さい世界で生きている人間のあり方なのかもしれません。

あまりにコスパに傾倒しないように常に自省しなければなりませんね。

もちろん、大切なのはバランスなのでしょう。

今の世の中では、時間が限れらていることは事実なので、
その状況の中で自らに課せられた責任を全うしていく必要があります。

コスパを意識し、無駄を省き、やるべきことを端的にこなす力を身に付け、
その先に、内から湧き出る創造性にしたがって無駄を繰り返し、
出てきた結果を素直に直視し解析する。

これが、僕が今想像できる限りの理想像でしょうか。
こんなことができる研究者になりたいものです。

はて、気付けばあらぬ方向に話が膨らんでいってしまいました。

少なくとも、私たちは現在、今生きている人たちのほとんどが体験したことのないような混乱の中にいます。

後悔のないように、常に自らを見つめなおし、他者から学び、
目指す理想像に向けて日々精進していきたいですね。

ご覧いただきありがとうございました!
是非、次回の投稿もお楽しみに !

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