皆さんこんにちは。
Matephysiです。

今日は、名演説をフィーチャーして誕生した名曲かつお気に入りの一曲

Klanga

を紹介します!

こちらがその曲です!

聞いているだけでテンションが上がってきます。

早速ですが皆さん、J. F. ケネディはご存じですか??

…って聞くまでもないですよね。
あの暗殺事件でも有名な、アメリカ合衆国第35代大統領です。

そして軽快なサウンドの裏でずっと話しているのが
そのケネディです。

ケネディが大統領だった1960年代は、
アメリカを代表とする資本主義国とソ連を代表する社会主義国との対立が引き起こした冷戦の時代です。
特に、任期中はベルリン危機と呼ばれている衝突の真っただ中でした。

ベルリン危機とは、社会主義的な東ドイツに孤立して存在していた西ベルリンをめぐる国際危機のことです。

アメリカに代表される資本主義国の支援を受けた西ベルリンは
共産主義的な東ドイツよりも自由で経済的に繫栄していたようです。
そのため、多くの東ドイツ国民が西ベルリンや西ドイツへ亡命していきました。

国民の流出に危機感を抱いた東ドイツ政府は、
「壁」を建設することで国民の往来を禁止しました。

その際に建設されたのが、かの有名なベルリンの壁です。

そしてこのケネディの演説は、壁が建設されてから22か月後、
アメリカが西ドイツへのより一層の支援を示すために西ベルリンにて行われました。

是非お時間がある方はこの演説動画も見てみてください!

力強い言葉を適度な抑揚と聞きやすいスピードで話されており、
素晴らしい演説だなと非常に感銘を受けました。
さすがはアメリカ大統領です。

また、ベルリン市民の方々の興奮もひしひしと伝わってきて、
日常生活ではなかなか味わうことの出来ない熱気と熱意を感じることが出来ます。

さて、彼は何を話しているのでしょうか。
以下がスピーチの全文です。

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平易な英語で書かれているので、お時間があるときに読んでみてください!
また、最初に紹介したKlangaにどの部分が使用されているのか探してみてください!

最後に、僕が個人的な好きな部分を抜粋、訳して紹介します。

2000年前、最も誇り高き自慢は「私はローマ市民である」ことだった。

今日、この自由な世界において、もっとも誇り高き自慢は
「私はベルリン市民である」ことである。

1列目 16行目~20行目

自由は分かつことが出来ず、
ある者が奴隷にされたとき、我々は皆自由ではない。

全員が自由であるとき、そのとき我々は
この都市がひとつになり、この国とこの大きなヨーロッパ大陸が平和で希望に満ちた世界となる、
そんな日を待ち望むことが出来るのです。

ついにそんな日が来れば、それはいつか来るのだが、西ベルリンの市民は
約20年間前線にいたという事実に素朴な満足感を味わうのです。

すべての自由な人間は、彼らがどこに住んでいようとも、ベルリンの市民であり、
そしてそれ故、私は一人の自由人として、この言葉を誇りに思います。
「私はベルリン市民である。」

3列目 8行目~23行目

戦争は当然反対ですし、自由という今となっては当たり前の権利が容易に迫害されていた時代をうらやましく思うことはないですが、
全市民、全国民、ひいては全人類が大義のために一致団結する姿には胸が熱くなります。

「多様性」を言い訳にして個人の在り方が重視される昨今の社会において、
全人類が一致団結して目指すべき理想があいまいになっている気がします。

今回紹介したような演説や歴史を振り返ることは、
現在当たり前に感じることを当たり前にするためにどれほどの犠牲と労力が費やされたのかを自覚するいい機会となるだけでなく、
安易な妥協案に満足することなく、理想を求めて日々邁進するためのエネルギーを与えてくれる
非常に重要なものだと感じます。

と、そんな感じで、Gostanの「Klanga」を紹介してみました。
皆様のおすすめの曲も是非、教えてください!

ご覧いただきありがとうございました!
是非、次回の投稿もお楽しみに

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