皆さん、こんにちは。
Matephysiです。

いかがお過ごしでしょうか。

先日、Henry Moodieの「eighteen」を取り上げました!
若者の悩みを見事に歌い上げた素敵な曲でした。

今日はそんな彼の新曲

「pick up the phone」

を紹介します!

そもそも、大のイギリス好きとしては、
ロンドンの街中を自転車でぐるぐる回る冒頭のシーンには感動しかありません!!!

ちなみに彼の出発地点はここら辺なので、暇な方はオンラインで散策してみてください。笑
あ~イギリスに住みたいな。

さて、この歌は何を歌っているのでしょうか?
歌詞を見ていきましょう。

ちなみに、前回同様、単語やフレーズは極めて平易なので、
この歌を聞いた瞬間に歌詞や内容が理解できた方は、英語での日常会話も難なくこなせる方だと思います!

また、英会話に苦手意識がある人は、この曲でリスニングや発音の練習をしてみてください!

Some nights I don’t even sleep
Chest tight with anxiety
Stay up to see the moon leave the sky
Some days I’m not even me
Same old insecurities
They tell me there’s something going wrong inside

ときどき睡眠すらまともにできないんだ
胸が不安で締め付けられて
月が沈むのを夜通し見てるよ
ときどき自分が自分じゃないみたいだ
昔ながらの不安定な気分
何かおかしなことが起きてるって教えてくれる

ちなみに、例えば”Some nights I don’t even sleep”は直訳すると
一見関係代名詞が省略された単なる名詞、すなわち
「睡眠すらできない夜」
となりますが、物語性を持たせるために、
There are some nights that I don’t even sleep”
I sometimes have some nights that I don’t even sleep”
と勝手に補って訳しています。

不安で寝れない気持ち。
めちゃくちゃ分かります。
僕も早く気持ちよく寝れる夜が欲しい。。。

I’ve been there
Down that road
When you need me
I’ll be here to let you know

僕にも経験があるよ
道を下ったところ
必要なら連絡して
僕は「このこと」を伝えるためにここにいるから…

ここで気になったのは、”I’ve been there”というフレーズです。
もちろん、直訳すれば「私はそこへ行った経験がある」ですが、
例えばthereが特定の場所ではなく、辛い状況などを指す場合は

「僕もそのような状況に行ったことがある」=「僕も同じ経験をしたよ」

と訳すことができます。

また、”I’ll be here to let you know”で文章が途切れており、
目的語がありません。

このままだと、”you let me know, what?”となってしまいますが、
その内容をサビに持ってきています。

なんという素敵な流れ。感動です。

It’s gonna be okay
Everyone needs a bad day
Remember you told me
You’re not alone
Just pick up the phone

And call me
Whenever you’re feeling lonely
Remember you told me
You’re not alone
Just pick up the phone

きっと大丈夫だよ
調子の悪い日だって必要さ
君が俺に言ってくれたこと思い出して
君は独りじゃないよ
ぱっと携帯をとって

俺に電話して
孤独感を感じたときはいつでも
君が俺に言ってくれたこと思い出して
君は独りじゃないよ
いつでも連絡して

これが伝えたかったことですね
優しい。。。

“pick up the phone”は「電話を手に取る」と直訳できますが、
それ自体で「電話を掛ける」という意味があります。
電話を手に取って何もしないなんて、ありえないですもんね笑

ただ、そのあとに”and call me”と続いたので、
あえて「携帯をとって」と訳しました。

また、二つ目の”pick up the phone”はその前のフレーズを踏まえて、
「いつでも連絡して」
としています。

Break down cos you’re breaking through
No sky is forever blue
Things bloom whenever they’re seen the rain
Your thoughts lie but I know the truth
The best days are ahead of you
Tomorrow isn’t your yesterday

つらいのは、突き抜けようとしている最中だからさ
ずっと快晴の空なんてない
花は雨のとき開花するもんだろ
君の感情は嘘つくかもしれないが、俺は俺は知っているよ
最高の日々が君の目の前にあるって
明日は昨日よりいい日になるよ

break downにbreak through
英語は同じ単語でも副詞が変わるだけでだいぶん意味が変わるのでなかなか大変ですよね。

“break”は「壊す」という単語で、それがdownするので、
(完全に)壊れる、挫折する
という意味になります。
また、完全に壊れてしまった後は再度組み立て直すしかないので、
立ち直る、乗り越える
という意味もあります。
break throughは、breakしてthrough(通り抜ける)していくので、すなわち
打ち破る、突破する
という意味です。

よって、”break”の連続に見える”Break down cos you’re breaking through”という歌詞も
今は完全に打ちのめされているかもしれないが、それはまさに復活の兆しだ!
という前向きなニュアンスを持つことが分かります。

“hings bloom whenever they’re seen the rain”のthingsは無生物としての事物を指す単語ですが、
後ろに「咲く、開花する」という”bloom”という単語が続いているので、花と意訳しました。

ここの歌詞はすべて暗記して、悩んでいるときに思い起こしたいほど素敵ですね!!

常に真っ青な空は確かにないし、雨の日に植物は生き生きとする。

そう思えば、つらいことも乗り越えられそうです。

最後に、彼はインスタグラムでこの曲について言及していたので、見てみましょう。

この曲は、若かりし頃の自分に対する曲だったようです!

確かに、うまくいっていないときって人生のすべてがダメになって
過去の自分も未来の自分もすべてがダメな気がします
よね。

この曲は、そんな自分に今はつらくてもきっと明るく楽しい日々が訪れると思わせてくれる
そんな一曲になること間違いありません。

また、今現在悪い状況にいる人たちに希望とモチベーションをもたらすことに
彼は使命を感じているようです。

優しい声でつらい気持ちに寄り添ってくれる歌詞は、
確かに彼の強い思いを表現しています。

最近僕が注目しているHenry Moodieの新曲「pick up the phone」はいかがだったでしょうか。

自分自身が悩んでいるときや、悩んでいる友人を見つけたときに
この曲を聴いてみるようオススメできるとても素敵な曲でした。

この曲が、今、元気な人、幸せな人、不幸を感じている人、辛い思いをしている人全員に届き、
明日を生きる活力と他人を思いやり寄り添う優しさを育んでくれることを望んでいます。

ご覧いただきありがとうございました!
是非、次回の投稿もお楽しみに!

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