ここでは、私がこれまでに読んだ本をまとめています!
分野やおススメ度も記載しているので、
気になる本はぜひ読んでみてください!
タイトルをクリックすることで本の表紙と感想を見ることもできます!
おススメ度:悪☆☆☆☆☆⇔★★★★★良
おススメ度は購入前の期待と読了後の感覚の差分を基準に
適当に付けています。
(例えば、★★★☆☆は「予想通り」です。)
各本の詳細な感想等は別途ブログ記事として投稿予定です。
なお、リストは順不同です。
また、身バレ防止のため専門分野の教科書は除いています。
最終更新日:2025/11/22
読了数:185冊
目次
科学
物理化学 (2冊)
物理化学や熱力学で使用した教科書。
何回も読んでも、結局分かったようでよく分からない印象。
カラーの絵やイラスト多めなので、数学や物理に苦手意識を持つ学生向きだと思います。
僕は絵やイラストよりも、数式やその導出が知りたいタイプなので
あまり相性はよくなかったかな。
2024年5月9日
アトキンス物理化学 (上)と同じ。
この本で統計力学はたぶん無理。
諦めずにちゃんとした教科書を買いましょう。
2024年5月9日
熱力学 (4冊)
「この本は、著者がニューヨークのコロンビア大学で1936年の夏学期に行った講義をもとにして、できたものである.」
(まえがきより引用)
熱力学や統計力学を勉強していて聞いたことがない人はいないと思われるフェルミ先生の講義資料を80年以上もの時を経た今でも手にできるという貴重な経験をさせてくれる教科書。
まえがきの裏には手書きの資料のコピーが印刷されていて、
それを見るだけでも熱力学のモチベが上がること間違いなし。
中身はたぶん一般的な教科書(アトキンス等)の方が分かりやすい。
ほぼ記念品として持っています。笑
2024年5月9日
熱力学の教科書を探していて、
特に数学や物理をベースに理解してい人にはオススメ。
難解で、読むのには時間がかかるが、
数式を一つずつ読み解いていけば、じわじわと分かった気になってくる。
熱力学らしさ(エントロピー、エンタルピー、自由エネルギーなど)に対するアプローチが他の教科書と異なるので、
もちろん、読者との相性はあるかと思いますが、
僕の大好きな本の一つです。
通称、田崎本。
2024年5月9日
分野が若干被っているのですが、
僕は彼らのようなゴリゴリ天才物理屋にはかなわないということで、
如何に彼らの土俵をうまく避けつつ研究をまとめるかみたいな空気が
自分の研究にも漂っています。
けどなんかその逃げ腰が気持ち悪くて読んでみました。
正直に言います。
一周読みましたが、全く分かりませんでした。
(先生方、先輩方、すみません。笑)
けど、だからこそ魅力的だし、
エネルギーが湧いてくる。
研究ってそういうことだよなあ
エネルギーの源泉です。
少しでも近づけるように頑張ろう。
2024年5月9日
話せば長くなるけれど、
古代ギリシャから現在に至るまで議論されてきた原子論、
そして今最先端の(非平衡)統計力学、
その分岐点にあるのがブラウン運動。
簡単そうに見えて、深く広く、面白い。
分子や原子、そしてその運動に興味があればぜひ読んでみてください。
2024年5月9日
表面科学 (3冊)
今となっては当たり前となっている表面観測手法が開発された当初に
どのような出来事があったのかが簡単に紹介されています。
2024年5月9日
分厚く重く、取り扱いには困るが、
これさえ持っていればと辞書的に使える教科書。
持っていて損はしないし、開くたびに新しい発見がある。
幼少期に家にあったらずっと読んでいただろうなと思わせる、
そんな素敵な一冊です。
2024年5月9日
サンプルの膜厚評価手法として有名なエリプソメトリー
原理は簡単そうでいて、実際に真剣に理解しようとすると難しい。
この本も例にもれず、難しい。
2024年5月9日
有機化学(8冊)
物理化学でいうところのアトキンスのような教科書。
マクマリーより好きだけど、高い。
そして、有機化学は結局苦手。悲しい。
2024年5月10日
物理化学でいうところのアトキンスのような教科書。
マクマリーより好きだけど、高い。
そして、有機化学は結局苦手。悲しい。
2024年5月10日
解答集は、買ったはいいもののあまり役立てられませんでした。
ほぼ使っていないですが、紹介させてください。
表紙の色が全部違うのがいいよね
2024年5月10日
有機化学は本当に分からない。
何をしてもだめ。
頭に入ってこない。覚えられない。
センスがないとしか思えない。
つらい。
2024年5月9日
有機化学は本当に分からない。
何をしてもだめ。
頭に入ってこない。覚えられない。
センスがないとしか思えない。
つらい。
表紙の色が徐々に変わっていくのだけが気に入ってます。
2024年5月9日
有機化学は本当に分からない。
何をしてもだめ。
頭に入ってこない。覚えられない。
センスがないとしか思えない。
つらい。
2024年5月9日
有機化学は全く理解できないけれど、
なんとなくできた気持ちにさせてくれた教科書。
もはや何も覚えていませんが、
院試の時に活躍してくれました。
2024年5月9日
有機化学が苦手なのでよく分かりませんが、
恐らく有名どころの化学反応が単語帳のようにまとめられています。
非常にありがたい参考書です。
2024年5月10日
数学教養 (6冊)
矢野先生の数学の一般書は非常に読みやすい。
中学で数学に躓いてしまった人も、
数学ガチ勢だけど普段は本を読まない人も、
数学はもとより数字に少しでも興味がある人は読んで損はないと思います。
イメージとしては中学以前の数学の話。
数学はおもしろいよ。
2024年5月9日
森先生の文章も非常に読みやすい。
高校で数学に躓いてしまった人も、
数学ガチ勢だけど普段は本を読まない人も、
数学に少しでも興味がある人は読んで損はないと思います。
イメージとしては高校数学以前の数学の話。
数学はおもしろいよ。
2024年5月9日
この本は数学者の藤原先生の旅行記であり、
ニュートン、ハミルトン、ラマヌジャンの伝記でもあります。
各偉人の歴史的な解説だけでなく、藤原先生が現地に行って当時の様子を回想しているので、
読者の自分も一緒に旅行してその場にいるかのように偉人たちの息吹を感じることができました。
一本の映画を見たような感覚になり、感無量でした。
2024年9月26日
ケンブリッジに個人的に縁があり、それ故にイギリス贔屓な僕としては最高の一冊でした!
ケンブリッジのカレッジ内の教授陣の様子や、筆者のご家族、ひいては数学や文化の特徴に至るまで、
幅広い事柄がユーモアにあふれる表現で記述されていました。
先生がイギリス、ケンブリッジで過ごされた一年間を思う存分体験できる素晴らしい本でした。
イギリスってやっぱりいいよなあという思いと、
自分も必ずイギリスに行こうという思いを強くすることができました。
2024年9月26日
卒業後にアメリカでポスドク、助教授になられた藤原先生のエッセイ。
藤原先生はやはり文章が上手く、読むと必ず元気がもらえます。
というのも、藤原先生は悩みや葛藤、虚栄心や自信をありのまま表現してくださるので、自分自身の状況と重ねやすいからです。
また、後半にアメリカやアメリカ人について回想する部分は勉強になりました。
理想を求めてがむしゃらに生きていた50年代。
理不尽に抵抗するも無惨に破れてしまった60年代。
そして、何事にも希望や理想を見出すことができずに身の回りの最低限の欲望だけを満たそうと懸命に生きるそれ以降の世代。
移民からなり故郷を持たず、孤独と常に戦うアメリカ人。
しかしながら、人間的感受性は国や文化を問わず日本人と同じアメリカ人。
世界各地で紛争が過激化し、閉鎖的な世界になりつつある現代でも勉強になる知見が得られました。
単純に日本人数学者の学術的旅行記としても、
あるいは日本人によるアメリカ文化のフィールドワークとしても楽しめる、
とてもおもしろい本でした。
僕の好きな「遥かなるケンブリッジ」と共に藤原先生の代表的著作のひとつなので
興味のある方はぜひ読んでみてください!
2024年10月6日
これまでも何度も取り上げている藤原先生の著作です。
以前、心は孤独な数学者という本を紹介しましたが、
その延長線上にあるような本でした。
世界的に有名な数学者たちの偉業と人となりを、
藤原先生の魅力的な文章で記述しています。
読んでいてわくわくしました。
2024年11月13日
物理教養 (8冊)
高校生の通学時、バスの中で読んだ記憶が昨日のことのように蘇ってきました。
一度は聞いたことのある言葉
アインシュタイン
相対性理論
完全に理解し説明することはできないけど、分からないままほっとけない人は読んでみてはいかがでしょう。
2024年5月9日
絵で説明してくれるのは、初学者にとってはありがたいですね。
相対性理論のガチの教科書の横に置いておきたい、
そんな一冊でした。
2024年5月9日
「エントロピー」という概念を通じで非平衡統計力学の分野と繋がっている情報
シャノンは情報の分野では有名人らしいが、化学系の僕は全く知らなかったので
読んでみました。
専門的過ぎず、あまりに一般向け過ぎず、
初学者が情報の概略を知るのにはもってこいの読みやすい本でした。
ただ、ちょっと情報に寄りすぎていたかな。
(いや、情報入門なので当たり前だが)
熱力学側にいる僕にはややアドバンスドに感じました。
2024年5月9日
酸素原子、窒素原子、、、
知らないのに勝手に信じている「原子」の存在は
どのような過程を経て受け入れられていったのか。
これほど面白い本はないと断言できる。
「ブラウン運動」と併せて読むとより理解が深まります。
2024年5月9日
昔から飛行機が好きだったので、学部時代に興味本位で読みました。
割と研究背景の知識として役立っています。
世の中、何が起こるか分かりませんね
ただ、構造や骨格、エンジンの話もいいけど、
タイヤの話もしてほしかったかも。
2024年5月13日
素粒子物理などで世界的に有名で、かつノーベル賞受賞者の湯川秀樹先生の講義録です。
学生に向けた講義を文字起こししただけあって、
非常に砕けた表現も多く親近感が沸く本でした。
古典力学を中心とした前半部は非常にわかりやすかったですが、
徐々に素粒子や量子論の議論を深めていく後半部は難しかったです。
しかし、注釈も多く、勉強になる本です。
本書のように、世界的に有名な学者さんの講義を追体験できるのは幸せだなあと感じました。
物理や量子物理へのモチベーションが上がること間違いなしです!
2024年11月13日
感想文準備中。。。(お急ぎの方はリクエストお願いします!)
電磁気学を改めておさらいしようと思い購入しました。
マクスウェル方程式を中心に様々な電磁気現象を論じているので、非常に分かりやすかったです。
これまで漠然と知っていた知識がマクスウェル方程式を基準に整理された感覚を覚えました。
2026年1月24日
化学教養 (1冊)
美しい。
定期的にちらちら見たくなる本
図鑑ってやっぱりいいよね
2024年5月13日
英語
英単語 (4冊)
シス単しか勝たん!(思い出補正)
カバー外すと文庫本みたいでいいよね
しばらく開いてないなあ。
2024年5月9日感想文準備中。。。(お急ぎの方はリクエストお願いします!)
YouTuber ATSUが出版している実用英語向け単語帳第一弾
単語(熟語)、発音、例文
すべてそろっていて文句なしです。
ネイティブと肩を並べたくて、めちゃくちゃ読み込んだなあ。
久しく開いていないので、また勉強しなおさないといけません。
この本で知ったフレーズを留学生と話すときに満を持して使ったときに
何事もなく理解されたときの緊張感・拍子抜け感・満足感はかけがえのない体験です。
最高!
2024年5月9日
YouTuber ATSUが出版している実用英語向け単語帳第二弾
第一弾に引き続き、
単語(熟語)、発音、例文
すべてそろっていて文句なしです。
デザインもいいよね
2024年5月9日
これまで自費出版をしていたATSUさんがKADOKAWAから満を持して英単語帳を出版するということだったので、飛びついて買いました。
長文とそれを聞いたときに脳内でイメージされるイラスト、単語と類語、そして発音と例文
充実しているだけでなく、フルカラーイラストで理解することに重きを置いた斬新な単語帳です。
けど、あんまり使いこなせなかったなあ
単語帳と呼ぶにはクオリティが高すぎたのかもしれません。
2024年5月9日
英文法 (3冊)
受験時に使用していました。
自分で書いてみるというより、
解答例を見て、こういう表現があるんだあと学ぶ感じで使いました。
その観点からすると、例文がかなり多いので良いです。
2024年5月9日
感想文準備中。。。(お急ぎの方はリクエストお願いします!)
全く準備をせずに初めて受けたTOEICは795点でした。
この参考書で対策をして高得点を目指すぞと勉強しましたが、
初受験後頭痛で1日寝込んだ経験が恐怖すぎて2回目を申し込むまでに至っていません。
なので、この参考書の効果は不明です。
しかし、問題盛りだくさんで満足度は高いです。
2024年5月10日
英語教養 (3冊)
興味本位で買ったけど面白かったです。
各単語にイラストがついていて漫画を読んでいる感じで気軽に英語学習ができます。
2024年5月9日
ラテン語やその文法に関する大学の講義というよりも、
ラテン語の名言を取り上げ、その内容について歴史や著者の経験を踏まえて大学生に語りかけ寄り添うような、
説教的側面が前面に出ている本でした。
また、名言や章の構成も著者の経験や主張の流れに沿って配置されているので、
単なるフレーズの羅列や知識のひけらかしにならず、
物語性をもって展開されていました。
当時著者の授業は学内外問わず人気を博していたそうですが、
それは著者のお話がラテン語という高尚さ、近寄りがたさ、難易度の高さという印象に反しているからこそ、
また、悩める学生の心に自然と寄り添うものであるからこそなのかなあと感じました。
古代ローマ時代から人生の悩みに対する答えが模索されていたことが知れたのは嬉しかったですが、
言語としてのラテン語については少ししか分からなかったのが残念でした。
2025年3月11日
世界にちりばめられたラテン語という言葉の遺産を取り上げ、
その語源を一つずつ丁寧に紐解いていく本でした。
ラテン語の世界史・政治・宗教・科学・現代・日本と各章に分かれており、
それぞれの章でなじみ深い単語がラテン語由来であることに驚かされました。
例えば「ラテン語の日本」では、日本語名をラテン語にしてみたりや、その際の語尾変化についてなど、
ラテン語を用いた遊びも所々にあり、著者のラテン語への愛を感じられた本でした。
読んでいると感化されてラテン語を本格的に学んでみたくなります。
ラテン語学習者におすすめの本やウェブサイト、ラテン語訳された名著など学習方法にも触れられており、
ラテン語に漠然と興味を持ったがどんな本を読んで勉強すればいいのかわからない方は、
手始めにこの本を読んでみるとより一層興味がそそられるのではないかなと思います。
2025年3月11日
哲学
古代 (4冊)
古代ローマ時代の哲学者セネカのエッセイ集です。
現代人の我々が読んでも考えさせられる内容です。
逆に言えば、古代ローマ時代の賢人も今の我々と同じような悩みを持っていたということが分かります。
小さいことでくよくよしていてももったいないなと憂鬱になったときは
いや、自分の今の悩みは古代ローマから続く、悩むに値する立派なものなんだ
むしろ全力で悩もう!
と思えます。
人生のうちに一度は読んでみてよいだろうとおすすめ本です。
2024年5月10日
古代ギリシア哲学がご専門の立命館大学名誉教授日下部先生の講義を基に作成された本です。
難しいテーマながら、非常になじみやすい言葉で書かれており
読む苦労はありません。
むしろ、進んで読んでしまうほどおもしろい。
手元には古代ギリシアに関する本でまだ読み終わっていないものがたくさんありますが、
存在という観点から補助線を引く本書は、
それらの古代ギリシア時代の古典の理解にも役立ちそうに思えます。
古代ギリシアからニーチェ、ハイデガーに至るまで思想の旅に出ることができる最高の本です。
哲学や存在に興味がある人はご一読ください。
2024年5月10日
上巻を読んだ後に、下巻も同じ熱量で読める本は珍しい気がします。
この本は、上下とも面白い本です。
表紙も粋ですよね。
2024年5月10日
感想文準備中。。。(お急ぎの方はリクエストお願いします!)
近代 (17冊)
現代社会を生きる人間であれば誰しも聞いたことがあるであろう
近代科学の父 ルネ・デカルト
そして、方法序説
知ってるけど読んだことはない、は哲学好きを宣言するなら許されないのでは?
そう思って読んでみた。
序説というだけあって、想像よりもはるかに短い。
ただ、中身は含蓄に富み充実していて
漠然と認識していた科学的手法をその生みの親の言葉をもって改めて認識しなおすことの大切さを感じた。
皆さん、読んでください。
2024年5月10日
創造、愛、仕事、不安
現代人でも日々感じているこれらの悩みに対して、
孤独というキーワードを用いてそれらに立ち向かう力をくれる詩人リルケの書簡集です。
著者はオーストラリアの詩人ですので、哲学的というよりかは詩的な文章で、
言葉では言い表せない感性を刺激された気がします。
特に悩める若者には読んでほしい一冊です。
不安のあまり大衆に迎合したり、心を病んでいる状態を受け入れられずに回復が思うようにいかなかったり、
そんなときにはこの本を読んで力をもらい、
もう一度自分の人生と向き合う勇気をもらってほしいなと思います。
2024年5月10日
最近メディアを賑やかすのは本当にくだらない政治家のスキャンダルばかり。
国民の代表であるはずの政治家も、実はそこらへんで管を巻くおじさんおばさんと変わらないのではないかとすら思えてしまう。
政治家への信頼が揺らいでいる現代社会の中で、
本来の政治家はどうあるべきなのだろうかという問に対する一つの答えを
社会学者マックス・ウェーバーが論じている。
政治家はもちろんのことながら、人の前に立つ人間、
あるいはそれらの人間を選ぶ権利を有する人間もまた、
しっかりと理解してリテラシーを高めておくべきだろう。
2024年5月10日
学問ってなんだろう
学者になるってなんだろう
大学院に属している学生なら一度は悩んだことがあるかと思います。
社会学者のマックス・ウェーバーが冷静に、職業としての学問の在り方を論じています。
当時社会運動に熱心だった学生に向けた講演が基になっているので、
繰り返しになりますが、冷静な分析となっています。
その意味では、学者や研究者に対して夢を見ていた僕は
現実を見せられ、若干のショックを受けました。
学問や研究に携わる人間は一度読んでおくべきでしょう。
2024年5月10日
日常生活においてなんだか違和感を感じる。
社会について論じるなら社会学ではないか。
そう思ったときに浮かんでくる、では社会学とは何なのかという問いに答えてくれるのが本書です。
目の前の課題を論じる枠組みについて論じているので
メタ的でやや難しさも感じますが、
特に、ウェーバーが打ち立てた社会学の前提条件を理解しておくことは重要でしょう。
2024年5月10日
戦後日本を代表する思想家の一人、丸山真男
彼が戦後の日本をどのように見て、
何に課題を見出していたのかが分かります。
その問題意識には共感する部分も多かった印象。
もちろん、分かります、と言ってもなかなか難しいです。
戦後日本人の知性を感じます。
2024年5月10日
アメリカの政治制度の特異性を見出した
「アメリカのデモクラシー」の著者トクヴィル
彼自身はその洞察力の高さゆえに悩んでいたようです。
「何者かになりたいのになれなかった世代」
そのように揶揄されるロマン主義世代にはどこか共感を覚えながら、その顛末には毎度ぞっとしてしまいます。
彼のように才能はないけれど、
彼の時代に生きていたら僕も彼のような苦悩と葛藤の人生を歩んでいただろうなと思います。
とても面白い本でした。
2024年5月10日
現代社会の基盤となっている近代思想を簡単におさらいし、
現代人が誤ってインストールしてしまった価値観に疑問を呈しています。
大人の道徳、問い直す、と言っているだけあって非常に読みやすく
万人受けするかと思います。
思想哲学に興味はあるが何から読めばいいのか分からないという人には本書をお勧めします。
今後読むであろう様々な思想書の思考の基礎を固めてくれるはずです。
2024年5月10日
戦後日本人が抱える「ぼんやりとした不安」
そしてそれを埋め合わせるかのような「過剰適応」
文芸批評家の浜崎氏が日本の作家や文学者たちの思想をまとめ、
日本人の内面を分析しています。
僕は普段西洋哲学にしか目が向いていないので、
日本における思想の変遷の概要を知ることが出来ました。
そして、芥川龍之介の「ぼんやりとした不安」に着目して
日本人の精神性を分析した着眼点はすごいなと思いました。
「ぼんやりとした不安」というぼんやりとした捉えようのない表現になぜか共鳴してしまう人は読むべきでしょう。
2024年5月10日
修士1年の時に読みました。
その時に受けた強い衝撃を未だに覚えています。
表向きはペコペコしながら裏では文句を言う
改善点があるなら直接言えば?というと拒絶される
この人たちほんとに何なんだろう。
嘘つきなのかな
我慢強いのかな
奴隷・社畜根性でも鍛えたいのかな
自分にはできないし本当に理解が出来ない
そんな混沌とした感情の時に本書を手に取りました。
文句を言いながらも、本当に解放される自由から逃走することで安心感を得るという精神
その存在を知ることが出来ました。
そしてそのような在り方でいいのかと、自問自答できるようになりました。
読んでよかった本です。
2024年5月10日
ベーコンやデカルトから始まった近代科学
その最大の特徴は、再現可能性と説明可能性
それらがもたらした影響には良いものも多いが、
しかし、その合理性の枠の中に閉じ込められてはいないだろうか。
さらに、プラトンから続く主観的理性主義の世界観では汲み取れない世界の存在はどう理解すればいいのだろうか。
魔術的だった世界が科学によって脱魔術化されたが、
それによって見逃された世界の美しさを再認識する価値観を目覚めさせる
すなわち、世界を再魔術化しようとする本書は非常にエキサイティングでおもしろい。
特に工学部をはじめとする理系を自負する学生には読んでもらいたい。
2024年5月10日
独自の言語を用いた難解な思想として知られるハイデガーの「存在と時間」の解説書
らしいが、この本はこの本で難しい。笑
非常に読み応えのある本でした。
それでもなお原著の概説であるというから驚き
ハイデガーの存在と時間を知りたい方は、
この本を含めて複数の解説書とともにその全体像をつかむといいのではと思います。
2024年5月10日
ドイツがナチス政権に占領されていた時代
ユダヤ人だった彼はアウシュビッツやそれに類する収容所に強制収用されていた
その時の経験をリアルに描き出した本書
その様子の残酷さもさることながら、
絶望に対面した人間が取った行動と、その帰結を知ることが出来るという点で、
本書は偉大である。
特に、クリスマスには救われると信じて止まなかった人が
クリスマスが来ても救われないことに絶望し、寝たきりになってしまったという事実には驚かされた。
我々は将来に希望を託して生きてしまいがちだが、
それがいかに危うい行為なのか。
「我々の生は、その意味や価値に先行する」
実は極めて当たり前に感じる生に関する事実を
我々は忘れてしまっている。
何のために生きているのか。
そのように自問自答し自分自身を苦しめるのをやめて、
自らの生を満喫してみてはどうだろうか。
生きるという行為そのものに勇気を与える素晴らしい一冊。
自らの人生に窒息し悩み苦しんでいる人は是非読んでほしい。
2024年5月15日
本書は、ニーチェをはじめとする哲学の誤読に対する論評という印象で、僕にとっては2歩、3歩先の本でした。
かなり難しかったです。
また読み返さないといけません。
ただ、筆者の情緒的勢いが伝わってくる文章で、それはそれで新鮮でした。
2024年9月26日
割と有名な堕落論を収容した本です。
自らの戦争経験を基に、ただただ堕落を勧める坂口安吾。
そして、堕落の過程で、あるいはその先でこれ以上堕落しないために何かを拵える。
それこそが人生において大切なものなんだ。
堕落論はそのような主張のことかなと感じました。
本書で主に取り上げられていたのは天皇制ですが、
一般に善として広く受け入れられている物事の欺瞞性を指摘し、
その虚偽に騙されないように堕落せよという主張は、とても刺激的に感じました。
どこか加速主義に似ている気もします。
また、不良少年とキリストという章では、太宰治の自殺に対して色々と私見を述べていました。
死んだら負け。死に勝てはしないけど、戦い続けることで、俺は負けはしない。
軽快な語り口で生きる気持ちを燃え上らせてくれます。
非常におもしろかったです。
死にたくなったら、また読もうかな。
2024年11月14日
科学史研究者の中山茂先生が、現在の東京大学の前身で旧帝国大学の起源となった
帝国大学(1886年〜1897年)の成り立ちについて解説した本です。
当時の国内外の政治状況や統治者の思惑
作られ壊される制度とそれに影響されえる民衆の心理
そしてそれらが生み出す問題点
帝国大学をめぐる様々な歴史を丁寧にひも解くことで大学の過去を知ることができ、
現在の大学や教育の在り方について考えさせてくれる本でした。
西欧の大学が持つ「自由な学び」という学術が持つある種の理想が、
国家主導の制度設計が先行して人為的に作られたことによって生じる日本に特有のアカデミズムの窮屈さについて、
本書が出版された1977年やそれ以前から指摘されていたことには驚きました。
帝国大学が誕生してから100年以上たった今でも状況があまり変わっていないことを考えると、なんだか不思議な気分になります。
2025年3月11日
感想文準備中。。。(お急ぎの方はリクエストお願いします!)
現代 (31冊)
大学生や大学関係者は必読でしょう。
所属している組織に関して、その歴史を知っておくことは大切です。
その上で、大学が社会に対して果たすべき役割を考えるときが来ていると感じます。
2024年5月13日
ポール・ゴーギャンが描いた有名な絵画「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」
が表紙に採用された本書。
なぜそれに似た題目が付けられたのかを読んだときは感銘を受けました。
中々難解な文章が続きますが、
様々な場所で発表した論考がまとめられているので読み続けると慣れてきます。
今年定年退職された宮台先生の代表作の一つ
読むと学びが多いので、食わず嫌いをせずに是非読んでみてください。
2024年5月14日
日本人、特に若者が本を読まなくなったのはなぜか。
学生の読書に関する統計データから読書の衰退を指摘し、
それが生じた原因を考察している。
「適応」優位の世の中がその原因であると述べられていて
もちろん、そこに至る論理構成も含めて、その通りだなあと感じた。
しかしながら、むしろそこに今の日本の課題があるのではとも思う
僕にとっては、自分が感じる課題感を深めるうえで非常に重要な役割を果たした一冊です。
エリートたちよ、没落している場合ではない
2024年5月14日
現代社会を批判しようとすると、どうしても資本主義批判になりがちである。
ただ、批判を通じてよりよいものを手に入れようとするその姿勢そのものが資本主義的である
そのような観点を持ったことがなかったので、目から鱗だった。
そして、客観的ば資本主義的態度が「科学」であり、
主観的な資本主義的態度が「文学」であるという。
今の自分はその両方の獲得を目指しているんだなあと思考が整理できた。
繰り返しになるが、
特に根拠もなく、そして自分も存分に恩恵を受けているにも関わらず、
むやみに資本主義批判をすることの無知蒙昧さを教えてくれた本書は素晴らしい。
すべてを網羅しているわけではないので説得力も自信もないが、
2023年に発売された本の中で一番感銘を受けた本かもしれない。
2024年5月14日
汚い言葉の変な帯がついているが
決して下品て低俗で、自己啓発的な話が展開されるわけではない。
むしろ真逆で、多くの本よりもさらに哲学的で論理的ある。
意図せずとも様々な言説によって主義、イムズ、合理的思考に囚われている我々が見失っている身体性を、
合理的な言語を使って再現していると感じる。
都会に居ながらにして、ジャングルの奥地でシャーマンに出会うことが出来る
それほど幻想的だけれど論理的で、しかし半端ない力を持った本です。
2024年5月14日
施先生の博士論文に加筆修正して作成された本書
博士論文でこのレベルの主張が出来るのが半端じゃないなあと圧倒されます。
現代において主要な政治哲学を分かりやすく採用しながら、
カール・ポパーの可謬主義を政治にも展開しています。
新しい主張としても、教科書としても使える本だと思います。
僕に政治哲学を教え、もっと知りたいと思わせてくれた大切な本です。
2024年5月14日
トランプ現象などで世間を騒がせる昨今。
なぜそのような極端な分断が生まれているのか
本書はその原因を大都市エリートと土着の国民という二項対立で分析している
最近は日本でも政治の話題が騒がしい
しかも、極めて低俗な意味で。
しかし、そこに隠されている原因は同じような分断なのではないだろうか。
現在の日本を分析し、致命的な分断を回避するためにも読む必要があると思う。
2024年5月14日
すべての物事は、やる前からすべてその結果が決まっている
そのような決定論の歴史を振り返りながら、
自由意志の在り処を探る本書。
実は、今一番読み返したい本。
2024年5月14日
「空気」ってあるよね
これに賛同できない人は日本人なのかと疑ってしまいます
それが大げさではないくらい空気に支配されやすい日本人
その様子を記述するとともに、他の文化・宗教圏における空気の支配についても言及しています。
変化の大きな時代であることもあり、多くの人が思考停止している気がします。
その際に危惧するのが、より目立つ、より分かりやすい主張に支配されてしまうこと。
そして何より、そのような風潮が正しいんだという「空気」が醸成されること。
非常時には勇気をもって空気に対抗するために、本書は読んでおくべきでしょう。
感想も記事にしているのでそちらもご覧ください。
2024年5月14日
多くの大人が子どもたちを思いやるが故に行う親切な行為に
むしろ若者をダメにする影響があると論じる本書
「僕の言葉が相手を刺して傷付けてしまうかもしれない」
「僕の善意は相手に誤解され、刺されるかもしれない」
様々なハラスメントが問われやすい現代社会
誰を信用していいのか分からない日常
多くの大人がそれに応じた対処をしていることでしょう。
あるいは、恐怖のあまり若年層と関わることをやめた方々もいるかもしれません。
しかしながら、それらのあらゆる対処法が間違っているとしたら。
というより、皆さんもうすでにその事実に気付いているのでは??
若者の僕から見ても、相手を思いやっているように見えて実は責任逃れをしているだけだと感じる行動に何度も遭遇します。
そのたびに迷惑をかけているような、その一方で存在を無下に扱われているかのような、複雑な気持ちになり元気がなくなります。
傷付きやすい、病気になりやすいと思われている若者も周囲をしっかりと観察し、
それに応じて反応して生活しています。
かつての皆さんがそうであったように。
本書に興味を持った人は、本書を片手に、若者に突撃してみてください。
危うさを感じたら、一緒にこの本を読んでみてください。
衝突と対話、そして和解を通してしか、人間は理解しあえないのだと思います。
2024年5月15日
宗教に代表される、共同体を維持する幻想がなぜ生まれたのかに関する本。
おもしろかったです。
ただ、西洋の一神教的価値観がベースになっているのかなと感じました。
明確な宗教観がなく、そして無自覚に共同体を維持する宗教的振る舞いを行う日本人にとっては、
神に限定されない視点からの学びがあるように思います。
個人がばらばらになり道徳心が失われているように思わる現代社会で、改めて人々のつながりや共同体を復活させるヒントがあるように感じました。
2024年9月26日
非常に面白く、届いて1日で読んでしまいました。
言語あるいは論理の限界はどこにあるのか、
転じて哲学の限界はどこなのか。
極めて哲学的な問いが満載の3本の論文と解説が収容された本です。
2024年9月26日
最近の政治哲学分野で注目を浴びているフェミニズム論やケアの倫理。
その代表的な学者であるトロントが過去の政治哲学的議論とケアとを結びつけて論じています。
ネットの論争を見ていると、排外的で過激な活動のように思われてしまうフェミニズムに対して、
落ち着いて、かつ論理的に思想的立ち位置を与えることができたように思います。
印象だけで無暗に反発したり対立するのではなく、
本書のように議題を明確にして論じていく必要を感じます。
2024年9月26日
学びとは何なのでしょうか。
主体性が重んじられ、何事も自己責任で行わなければいけない現代社会。
未知の分野に挑戦し何かを習得するためには、自分一人で勉学に励んでいても仕方がないように思います。
その一方で、自己責任原則を強めるかのように、独学を援助するような教材の体系的なカリキュラム化やデジタル化が進められています。
しかしながら、人と人との関係の中で本当に学ぶべきなのは決して言語化することのできない、その人の物事へ向かう態度や息吹なのではないでしょうか。
そのような思いをもって、本書を読みました。
現行の教育システムに不満がある人はぜひ読んでみてください。
現状の教育は絶対視されており、それになじめないと問題児扱いされてしまいますが、
間違っているのは案外、相手の方かもしれません。
2024年9月26日
フッサールの現象学を著者の3人が解釈し現代に落とし込もうとする論考集です。
それぞれの論考が呼応しあい、目の前で議論を繰り広げているようで、
刺激的で面白かったです。
まだ咀嚼できていない部分はあるけれど、フッサール哲学の奥深さを感じました。
また、巷で言われている現象学とは?というような説明がいかに表面的であるかがわかりました。
2024年9月26日
フッサールがイデーンや危機論文に取り掛かる前に
超越論的現象学の構想を持った状態で行った講義の文字起こしです。
彼なりの葛藤が見えて、非常に勇気がもらえました。
彼の深層心理に少しばかり触れられた気がする、大切な本です。
2024年9月26日
オルテガの大衆の反逆をベースにして、実証的に日本の大衆社会化を分析し、それに対する処方箋を検討する本でした。
大衆は傲慢性と自己閉塞性からなると定義されているようですが、自分自身は全く傲慢ではないですが自己閉塞的だと自覚しているので、
割と耳が痛い話ばかりでした。
大修化がほぼいきわたった現在の日本社会においては、本書の後半で触れられていたように、
いかに社会から距離を取って、非大衆的集団の中に身を置いて生きるのかが対峙なのかなと感じました。
2024年9月26日
名前だけは聞いたことがあった京都学派や西田幾多郎。
近代以降の日本において唯一といっていいほど独自の東洋的な思想を発展させたという印象を持っており、日本について考えるときにいつかは経由するかなと思っていました。
大学といえば左翼思想と言われた時代に、なぜ戦争を擁護するほど愛国的になったのか。
その経緯が少しばかりわかる本でした。
彼らの本は読んだことがないので、実際にどのような哲学が展開されたのかは十分に理解できていないとは思いますが、
結果はどうあれ、現実と格闘し自分なりの答えを出そうとした熱意ある姿勢は伝わってきました。
また、京都学派の戦争擁護の反省として、日本を文化を創出し発信するポジ(正)の国ではなく、すべての文化を自国用に変容させるネガ(負)の国であるとする捉え方には感心しました。
世界各地で戦争が起き、隣国との関係も危ぶまれる中、過度に盲目的に愛国的になり過去の過ちを再度犯す前に、
一度京都学派に目を向けることは重要だと感じます。
2024年9月26日
ケアの倫理の入門書です。
ギリガンやノディングス、ロールズやコールバーグなど、 ケアの倫理に関係している人たちは一通り出てきます。
女性が私的領域に閉じ込められ無視されていることを問題視するフェミニズム論や、 主にその女性たちの役割とされ、社会の中では欠かすことのできないケアという概念の重要性を説くケアの倫理ですが、 最近ではそれすら資本主義的な競争原理の中に回収されてしまっているように感じます。
つまり、ケアが大事と主張すること自体がすでにポジション表明であって経済行為になってしまっていないかということです。
本質を理解して、抑圧される人々のいない世界を作れればなと思います。
工学部人間的には、技術的にそのような社会を実現する方法はないのかと考えてみたくなるものです。
この数10年話題沸騰中のケアの倫理について知りたい人は、ぜひ読んでみてください。
2024年10月9日
筆者の個人的体験や、一般の人々が人生の中で直面した/するであろう経験を基に、ケアの倫理というものが何なのかを論じる本でした。
ケアと聞くとどうしても他人を思いやる自己犠牲の精神のように聞こえますが、
それ以前に自分自身へのケアが必要であり、そのうえで他人に対しても同様の思いを寄せることが重要であることが主張されていました。
ケアの倫理を前面に出す主張をされたときに何となく感じる違和感はそこにあるのかと納得しました。
また、この本はペットや親族や両親の死に伴う虚無感、
介護や医療への従事によって他者への気遣いに疲れ果てることによる燃え尽き症候群にも触れられています。
個人的には、たまたまここ最近読んだ本に共通の話題だったので、驚きました。
さらに、欧米で言われている男性の正義の倫理と、女性のケアの倫理という分類を我々日本人が聞いてもピンときませんが、
これは日本人は男性女性にかかわらず欧米よりはケアの倫理を内部に有しているからなのではないかという記述がありました。
過去に読んだ本の中でも日本人の相互依存的関係性と欧米人の相互独立的関係性とおいうものに触れた本があり、
それらで得た知見を踏まえても納得のいく主張だと感じました。
もちろん、だからと言って日本においてはケアの倫理はどうでもいいとか、
社会において男性と女性がそれぞれ置かれている状況を学術的に分析、考察しなくてよいというわけではないので、
ケアの倫理を学ぶ意義は十二分にあると言えます。
ケアの倫理を我々の基礎的な日常感覚から解き明かしてくれる良い本でした。
2024年10月9日
戦後かなり西洋化した社会になったとは言え、根底に根強く残る日本的なもの。
それを社会とは異なるものとして世間と呼ぶ。
では、世間とは何なんだろうか。
日本人を縛る世間という概念を万葉集から夏目漱石に至るまで、 長い歴史の中で生み出されてきた作品を通じて分析した本です。
何よりも驚愕の発見だったのが、 いまだ多くの日本人を苦しめているであろう日本の慣習や周囲の人の目を重んじる文化を問題視した人たちが
飛鳥時代から存在していたということです。
非常に勉強になるおもしろい本でした。
2024年10月19日
阿部先生の前作『「世間」とは何か』に引き続き、世間を取り扱った本です。
前作は日本人の教養人が世間をどのように見ているかがメインで、
歴史の振り返りに多くのページが割かれていた印象でしたが、
本書はドイツや中国、アイルランドの世間や教養のあり方に目を向けることで半ば自動的に客観的に分析できるためか、
それらに対する議論が豊富でした。
個人の内部だけではなく、世の中や世間の中で教養を位置づけることの大切さを学びました。
前作と本作を両方読むことで、
漠然と分かった気になり、かつ暗黙裡に私たちを縛り付ける世間というものを
論理的に理解することができると思います。
2024年10月19日
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哲学教養 (33冊)
史上最強というタイトルを名乗るにふさわしい哲学の入門書です。
格闘漫画のグラップラー刃牙から着想を得て
有名な哲学者の思想の発展を時代を超えて競い合っていたかのように記述されており、
作品としてもおもしろい本です。
哲学に興味があり、インターネットやYouTube、SNSで一通り調べた後、
本格的に哲学書を読み始めようかなという人は、
まず最初に本書を読んでみてほしいなと思います。
表面的な哲学的思索の概略をつかみ、自分の興味のある分野を見つけ
深めていくきっかけをくれます。
2025年3月11日
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アメリカの哲学者、ハリー・フランクファートさんの短い哲学的エッセイです。
人を正直な者と嘘つき、そしてその場しのぎの真実でも嘘でもないことをいう人に分け、
真実へ向かう意思のないその場しのぎの議論をウンコな議論(bullshit)と呼んでいます。
この分類をはじめ、本書の内容ははその通りだなと思いました。
それと同時に、普段遭遇するつかみどころのない茶番のような議論や会議に対する嫌悪感は、
まさにウンコな議論に対するものだったのだなとハッとしました。
日ごろのモヤモヤが少しばかりクリアになった気がします。
短くて簡単に読めるので、気になった方はぜひ読んでみてください。
530ページ近い分厚い本で、なかなか時間がかかりましたが、
決して途中で挫折したり集中力を切らしたりさせないほど面白い本でした。
本書は、一般的な世界史が西洋目線のものであるという観点から、
本当の世界の歴史を明らかにしようと18世紀から19世紀の出来事を取り上げています。
世界史を真面目に勉強してこなかった僕的にはとても勉強になりましたし、
すごく熱中できました。
世界史に興味が湧いてくること間違いなしの本です。
2024年11月13日
19世紀でわかる世界史講義に引き続き、的場昭弘先生の世界史の講義本です
19世紀は人々の権力のバランスや理想によって争いが生まれていた印象で、
私たちが想像するような「歴史」を体現していたように感じましたが、
20世紀の歴史はより高度化、脱人格化し、人間同士の欲望の争いというよりかは
既に構築された支配被支配というパワーバランスを維持するか破壊するかという、
システムに駆動された争いのように感じました。
経済システムを利用した争いが行われ、その結果、資本主義というものが加速的に発展してきた様子が詳細に記述されており、
今我々が生きている社会の基礎となる制度がどのような変遷をたどって形成されてきたのかが分かる本でした。
最近は世界大戦がはじまるのではないかと言っても冗談では済まされないと感じさせるほど世界情勢が不安定化していますが、
全ては20世紀から続く屈曲した状況の産物だったんだということを知りました。
20世紀とはいえ、大半の出来事はまだ100年も経っていないので、
取り上げられた事件や事例を読んでいると、昨日のことのようにハラハラしました。
19世紀でわかる世界史講義と同様に、
気軽に、しかし歴史が持つ緊張感を感じながら、世界史を学ぶことができます!
2024年11月21日
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社会批評 (21冊)
あんまり何も響いてきませんでした。
すみません。
この手の本は空を切る感じがして得意じゃないなあ
2024年5月15日
平成に驚くほど売れた本で、たまたま近しい人から紹介されたので読んでみた。
バカについて書かれた本で、
自分は馬鹿にならないための、あるいは誰が馬鹿かを見抜くための本だというような誤読を多く見かけますが、
この本の本質は、むしろ、そのような権威主義的態度を無効化し、
常に自分の見ている世界を疑い、自分の認知の外側を考え、壁の外へ踏み出していく態度を自覚させる部分にあると思います。
この本を正しく読み、この本で良いとされる態度を皆が身に着ければ、
世界は平和になるのかなあと思ったりします。
2024年5月15日
宮台先生があらゆるところで、これを読め!と仰るので読んでみました。
日本で起きた様々な出来事を社会学者の宮台先生がどのように見ているのかが分かる本。
ひどいことが起きたんもんだ
と一言で済ませてしまう事件にも、日本が陥っている社会的課題が表出しているんだと、
新しい視点から世界を見ることが出来るようになります。
個人的には、
「私たちはどこから来て、どこに行くのか」
の方が好きです。
2024年5月15日
TOEICなどの外部英語試験が日本の教育現場にまで浸透している現代
本当にそれでいいのかなと漠然とした不安感を覚えている読者に英語化の問題点を論理的に指摘する本書。
特に、聖書が土着の言語に翻訳されたことで生じた宗教改革を取り上げていた点は
非常に面白かったです。
もちろん、英語は話せた方がいいですが、
それだけでなく、土台となる日本語の向上も忘れてはいけません。
英語学習に熱心と乗り組んでいる方にも読んでいただきたい本です。
2024年5月15日
この本を通して、学者や知識人はどうあるべきかという心構えを学ぶことができました。
普遍性を追求しながら、自分自身は常にその普遍の偉大さに圧倒され、
いつまでたっても普遍語りのプロにはなれず、常に素人でいることを強要される。
自身の知識や経験に胡坐をかいて驕らず、
自分の限界に常に向き合い、それを乗り越えようと格闘するものとして生きていきたいという思いを強くしてくれる本でした。
2024年9月27日
大学の閉鎖性を壊し、
風通しがよく自立した組織にしようという建前を持つ大学改革
しかしながら、よりよい状態を目指すという改革によって現場は混乱し、
これまで以上に教育や研究に対するリソースが不足していくことで
大学改革は本末転倒な状況を生み出しているのではないか。
そのような現状の大学改革に対する問題意識を持った若手研究者の論文集です。
紙面や構成の都合上、一貫した歴史的分析が行われているわけではないですが、
様々な背景知識を有する研究者が多様な視点で大学改革の問題点を論じているので
これまで知らなかったものの見方を知ることができます。
知らない分野からの視点で物事を見ることは難しいので、時には論考そのものが難しく感じる場合もあるかもしれませんが、
これまで知らなかった視点を発見し、興味を持つきっかけをくれるので、
今後勉強を重ねるごとに味わいが増していく本なのではないかなと感じました。
大学や教育に興味がある方であれば、読んで損はない本だと思います。
2024年11月21日
日本を代表する建造物である金閣寺(北山鹿苑寺)
なんとそこに放火した一人の青年がいた。
我々はそんな世紀の一大事件を起こした犯人の動機が気になって仕方がないが、
当の本人は動機をはぐらかすような返答しかしなかった。
動機は検察によって語られたものの、本書で内海先生は、
本人が真実が分からないと言っているのだから、そのような動機は創作でしかない
と指摘しています。
そして、内海先生自身は本書において、動機は後から造られるものであって分からないものだという態度を取ります。
そのような態度で放火犯の修行僧、林養賢のおかれた状況から精神状況を分析し、
放火という行為に至らざるを得なかった内面の葛藤を鋭く分析している本です。
また、動機があやふやな放火事件を取り上げ調査し、小説という形にした三島由紀夫も取り上げ、
その小説を構成するに至った彼の内部の精神的ダイナミクスを分析しています。
何かと物騒な事件や不謹慎な出来事が起こり続ける現代社会において、
ついつい真相や動機を求め、それらを理解することで安心したくなる我々ですが、
そのような態度を見つめなおすきっかけになり、それに必要な知識を思う存分与えてくれる本です。
精神医学や哲学が好きな私にとっては非常に刺さる本でした。
2024年12月6日
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昭和から平成にかけて世界を圧倒した日本企業で採用されていた仕組みや制度が、
現在アメリカの大企業を中心に注目を集めています。
一方で、今日の日本では改革の名の下に古き良き文化を破壊しながら、古きよきものを基礎に構成されたアメリカ式経営を取り入れようとし、文化的な違いからか結果的に経営が上手くいかないことが多いです。
この本では、そのような我々が漠然と感じている問題意識を明確化し、現在世界中で注目されている昔の日本企業にあった「強み」を確認するとともに、
なぜそのような「強み」を無視して自らの首を絞めるような行動を取ってしまうのかについて、
経営という観点から論じています。
ただ過去の栄光を美化するのではなく、
日本式経営のメリットとデメリットを論理的に明らかにし、
弱点をどのように保管するべきかを論じており、
現実的な議論が展開されています。
経営に関する本はどうしても自己啓発的な要素が強い印象がありますが、
この本は比較的学術に寄っているので最後まで真面目に読むことができました。
特に、シミュレーションを用いてイノベーションが起こるパターンを分析していた箇所は非常に面白かったです。
2024年10月24日
クリスチャンの著者松本先生が同じくクリスチャンの内村鑑三先生の教えを参考に、
日本の教育問題を論じた本です。
1971年のほんなので、戦争や学生闘争などの混乱を念頭に置いた文章が多かったですが、
今でも通用する議論ばかりでした。
キリスト教やイエス自体を信じるかどうかは別として、
超越に対する信仰というものはあって然るべきかなと僕は感じているので、
キリスト教の教えが満載の本でしたが、すんなりと受け入れて読むことができました。
改めて本来あるべき教育の姿を心に宿すために読んでよかったなと感じました。
2024年11月13日
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科学哲学 (11冊)
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過去にも多くの方がすでに言及している通りですが、
科学は普遍的で客観性があり、明示的な知識として認識されている一方、
科学研究に携わる本人は極めて主観的で個人的で、暗示的な知識や認識に基づいているという矛盾があります。
そのような問題に対して暗黙知という考えを取り入れて論じています。
結局のところ、科学も科学者が科学を通して真実を解明できるという信仰に
基づいているという事実を明言していた点は驚きました。
しかし、そのようにただ科学を宗教化するのではなく、
科学者の態度を日生命的物体の物理学的な理解とのアナロジーで分析し、
科学の妥当性も主張されていました。
非常に面白かったです。
2024年11月13日
奇跡と聞くと、予想だにしていなかった驚きの出来事を連想するかと思います。
そのような日常感覚的なものから宗教的なものまで、
奇跡がこれまでどのように捉えられ、特に近代科学が成り立つまでの流れの中で
どのように扱われてきたのかを論じた本でした。
中世から近代にかけての科学史を丁寧に記述してくれていたので、
非常に勉強になりました。
2024年11月13日
量子論にまつわる解釈の問題について論じた物理学および科学史の本です。
非常に面白かったです。
シュレディンガーの猫の比喩やアインシュタインの「神はサイコロを振らない」に代表される量子力学に対する批判の声は漠然と知っていましたが、
それが何に対する批判なのか具体的には知りませんでした。
本書では、量子力学はおろか、物理学全体で主流となっているコペンハーゲン解釈を基軸にして、
その成り立ちの歴史とそれに対する批判の歴史を詳細に記述しています。
そのため、本書を読めば上述の有名人の漠然とした拒否感が何に由来するものなのかが理解できます。
現状のアメリカ物理学系コミュニティの常識に反旗を翻そうとした学者の不遇も含めて、
学ぶところが多い本でした。
またいつか読み返すこと間違いなしの本です。
2024年11月30日
本書は、前半部分において様々な比喩や経験談を用いて天然知能のアウトラインを描いています。
そして、後半部分では考案した天然知能が現状の人間知能に対する哲学的な議論においてどのように位置付けられるのかが論じられています。
特に印象的だったのは、人間の意識を決定論・局所性・自由意志のトリレンマとして捉える自由意志定理と天然知能との関係です。
郡司先生の比喩を理解する感受性と、
取り上げられている哲学的議論に対する理解が必要な本書は
難易度が高めの本ではあると思います。
しかしながら、人間の知能や意識についての斬新だが説得力のある概念を知りたい方は必読だと思います。
2025年3月11日
ポストモダン思想界隈で濫用される数学や物理の専門用語に対して、
数学や物理の専門家である著者が、「意味が分からない」と一刀両断していました。
各哲学者の文章を長く引用して意味が分からないとする章はなんだか不毛に感じましたが、
「はじめに」「間奏」「エピローグ」は読む価値があるなと感じました。
なぜなら、著者は決して、人文学系を見下したり厳密な学問以外認めない強硬派ではないからです。
自然科学と人文学がお互いに車の両輪として人類を前に進めることを願い、通説に批判する啓蒙の書でした。
科学にも人文学にも興味のある僕にとっては、読んでおくべき本だったなと感じました。
精神分析・発達障害関係 (19冊)
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燃え尽き症候群により教授職を辞した筆者が、その言葉のあいまいさに注目し、
燃え尽き症候群の原因の歴史と、過去の人々がどのようにそのような症状と向き合ってきたのかを分析した本です。
この本では、筆者やその周りの人が体験した燃え尽き症候群の症状の実例と
それを引き起こす心理的、社会的要因について言及しています。
この本を読むと、インターネット上で見かける「燃え尽き症候群」という曖昧な流行語に対して、歴史的理解に基づく明確なイメージを持つことができます。
また、中世の修道士やアーティストが燃え尽き症候群にならないためにとっている
仕事への向き合い方にも触れています。
どうしても仕事と人生が切っても切り離せないと思い込んでいる私からすると、
はっとさせられるような内容でした。
無理やり頑張って心身を壊してしまう前に、あるいはその後落ち着いたときに
読んでみるといい本だと思います。
2024年10月2日
語彙がやや難しく、読み解くのに時間がかかりましたが、
語感に慣れると理解できるようになりました。
自閉症の方が世界像を構築するメカニズムを、定型発達の方の世界像構築メカニズムの否定として記述することで
明らかにしようとする論考集でした。
非常に勉強になりました。
僕自身も自閉症スペクトラムの傾向があると精神科医に言われたことがあるので、
結論として記述される内容はむしろ当たり前で、その前段階として記される定型発達の方々の認識形式の方には驚きを感じました。また、視線触発や情動行動、現実の次元化という概念を足掛かりに展開される論には説得力がありました。
自閉症の方々が普通とは違う事を感じていながら、普通そのものを模索し続けるという二重の疎外に苦しんでいるということを
本書を通じて多くの人に理解していただければ、もっと生きやすい世の中になるのかなと思いました。
自閉症やフッサール哲学に興味がある方にはおすすめの一冊です。
2024年10月6日
オープンダイアローグという、
「治療を目的とした計画なしでも統合失調症の症状が緩和する」
という不思議な効果をもつ対話実践を取り扱った本です。
特に、ベイトソンとラカンの提唱する概念を援用し
オープンダイアローグがもたらす作用の根本的な要因を哲学的に論じています。
オープンダイアローグの手順を説明するものというよりは、
その中身を紐解くという側面が強いです。
前者の目的で本を探されている場合は、斎藤環先生が監訳された
「開かれた対話と未来―今この瞬間に他者を思いやる」
をおすすめします。
なお、イルカはベイトソンが学習過程を説明する際に用いた例に
否定神学はラカンの精神分析が持つ側面に
由来しています。
不思議なタイトルだなあと思っていましたが、
最後まで読んで腑に落ちました。
極めて平易な言い回しで書かれている本なので、読みやすかったです。
詩人のジョン・キーツが初めて提唱したネガティブ・ケイパビリティという概念を、
精神科医の帚木蓬生先生が紹介した本です。
本書の帯にもあるように、ネガティブ・ケイパビリティとは
「早急な結論、過激な意見にとびつかず、すぐに解決できないことには、
「急がず、焦らず、耐えていく」力」
のことです。
一見すると当たり前のことのように思えますが、
その当たり前の考え方が我々の身体を支配しており、
すべての基礎になっていることが、本書を通して伝わってきました。
本書でも教育や社会問題と絡めてネガティブ・ケイパビリティを論じている章があるように、
単純素朴で基礎的な概念でありながら、今の世の中に必要な概念でもあるのではないかと痛感しました。
2025年3月13日
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小説 (7冊)
主人公の女性にとってのコンビニを研究に置き換えれば、
まさしく自分の物語だなあと思いながら読みました。
非常に読みやすく数時間でパッと読める小説でした。
また、彼女の生き方は中世の修道女のようなもので、コンビニを辞めた後に無になった姿は燃え尽き症候群の症状に共通するものがあるなと感じました。
ちなみに、中村文則さんという小説家の解説が巻末に付いていましたが、意味不明でした。
というより、この程度の解説を読まないとこの小説を理解できない人は、
さぞかし社会に適合して日々を楽しく過ごしているのだなあと思ってしまいました。
芥川賞を受賞した作品なだけあって、文句なしで面白かったです。
2024年10月3日
IQ70程度で知的障害がある主人公チャーリィ・ゴードンが手術をして知能を飛躍的に高める過程を、
彼が認めた経過報告という形で追体験できる小説です。
著者のダニエル・キイスさんが「チャーリィはわたしです」と答えたように、
小説でありフィクションでありながら登場人物の様子がリアルに思い起こされ、
実話を読んでいるようでした。
知的労働が過度にもてはやされたり、あるいは過度に攻撃の対象にされたり、
短絡的に表面的な知識を付けた人がネット上で分かったフリをして発言する現代社会では必読と言っていいのではないかと感じました。
今後、子育てや退職、老後など、
様々な人生の分岐点で読むと、また違った景色が見えるのかなと思いました。
2024年12月22日
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