ぼんやりとした不安の近代日本 ―大東亜戦争の本当の理由―

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ぼんやりとした不安の近代日本 ―大東亜戦争の本当の理由―

 著者: 浜崎洋介  ジャンル: 社会批評, 精神分析・発達障害関係, 近代哲学  出版社: 株式会社ビジネス社  ISBN: 978-4828424293  ページ数: 232
 感想:

ぼんやりとした不安の近代日本 ―大東亜戦争の本当の理由―, 浜崎洋介(著), 株式会社ビジネス社, 2022. (Amazonリスト)

戦後日本人が抱える「ぼんやりとした不安」
そしてそれを埋め合わせるかのような「過剰適応」

文芸批評家の浜崎氏が日本の作家や文学者たちの思想をまとめ、
日本人の内面を分析しています。

僕は普段西洋哲学にしか目が向いていないので、
日本における思想の変遷の概要を知ることが出来ました。

そして、芥川龍之介の「ぼんやりとした不安」に着目して
日本人の精神性を分析した着眼点はすごいなと思いました。

「ぼんやりとした不安」というぼんやりとした捉えようのない表現になぜか共鳴してしまう人は読むべきでしょう。

Matephysi評価
★★★★☆

2024年5月10日


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