トクヴィルの憂鬱 フランス・ロマン主義と<世代>の誕生, 高山裕二(著), 株式会社 理想社, 2011. (Amazonリンク)
アメリカの政治制度の特異性を見出した
「アメリカのデモクラシー」の著者トクヴィル
彼自身はその洞察力の高さゆえに悩んでいたようです。
「何者かになりたいのになれなかった世代」
そのように揶揄されるロマン主義世代にはどこか共感を覚えながら、その顛末には毎度ぞっとしてしまいます。
彼のように才能はないけれど、
彼の時代に生きていたら僕も彼のような苦悩と葛藤の人生を歩んでいただろうなと思います。
とても面白い本でした。
Matephysi評価
★★★★☆
2024年5月10日