世界はラテン語でできている, ラテン語さん(著), SBクリエイティブ株式会社, 2024. (Amazonリンク)
世界にちりばめられたラテン語という言葉の遺産を取り上げ、
その語源を一つずつ丁寧に紐解いていく本でした。
ラテン語の世界史・政治・宗教・科学・現代・日本と各章に分かれており、
それぞれの章でなじみ深い単語がラテン語由来であることに驚かされました。
例えば「ラテン語の日本」では、日本語名をラテン語にしてみたりや、その際の語尾変化についてなど、
ラテン語を用いた遊びも所々にあり、著者のラテン語への愛を感じられた本でした。
読んでいると感化されてラテン語を本格的に学んでみたくなります。
ラテン語学習者におすすめの本やウェブサイト、ラテン語訳された名著など学習方法にも触れられており、
ラテン語に漠然と興味を持ったがどんな本を読んで勉強すればいいのかわからない方は、
手始めにこの本を読んでみるとより一層興味がそそられるのではないかなと思います。
Matephysi評価
★★★☆☆