何も共有していない者たちの共同体, アルフォンソ・リンギス(著), 野谷啓二(訳), 洛北出版, 2006. (Amazonリンク)
汚い言葉の変な帯がついているが
決して下品て低俗で、自己啓発的な話が展開されるわけではない。
むしろ真逆で、多くの本よりもさらに哲学的で論理的ある。
意図せずとも様々な言説によって主義、イムズ、合理的思考に囚われている我々が見失っている身体性を、
合理的な言語を使って再現していると感じる。
都会に居ながらにして、ジャングルの奥地でシャーマンに出会うことが出来る
それほど幻想的だけれど論理的で、しかし半端ない力を持った本です。
Matephysi評価
★★★★★
2024年5月14日