皆さん、こんにちは!
MatePhysi (マテフィジ)
です。
MatePhysiブログをご覧いただきありがとうございます。
ここではMatePhysiとは一体何者なのか、自己紹介をしたいと思います。
今後ともMatePhysiブログをよろしくお願いします!!
MatePhysiって誰?
僕、MatePhysiは某旧帝大の大学院生です!
工学部化学系の研究室で日々研究に励んでいます。
洋楽、洋画、そして英語が好きです。
最近はYoutubeで料理と哲学を解説してくださるチャンネルにはまっています
あとずっと音楽とラジオを聞いています。
将来は小学生のころから漠然と研究者を目指していて、博士課程後期(以下博士過程)に進学する予定です。
なぜブログを始めたのか?
僕がブログを始めた理由は、主に二つあります。
一つは、
自分が大学生活を通して学んだことを皆さんに共有して、
少しでもより良く満足のいく大学生活を送ってほしい
と思ったからです。
二つ目は、
ブログを通して、研究者を志し博士課程に進学する学生がどのような考えでどのような日々を送るのかを共有することで、
博士課程に悩んでいる人の参考になることは当然のことながら、
博士課程に興味がない人に、少しでもその生活の実態を知っていただきたい
と思ったからです。
コロナが世界的には問題になり始めた2020年4月、僕は大学4年生でした。
講義はなかったのですが、研究室に行くことが出来ず、
4月から9月まで、ずっと家で院試勉強をしていました。
今思うとかなり自由な生活が出来ていて、それはそれでよかったのかなとも思うのですが。笑
(過去はなぜか美化される。あるあるですよね。)
しかし、当時は
院試に対する不安を抱えながら孤立している感覚
が常にあり、寂しく不安な生活が続いていました。
また、研究室に行ったことがないので、なかなか相談出来る先輩もいませんでした。
自分だけかな、院試のストレスのせいかなと思っていましたが、
新入生が一回も大学に行けず、大学に来た意味が分からないと悩んでいるというニュースを多く見るようになり、
自分だけじゃないのかと思い始めました。
同時に、今自分に相談出来る人がいないように、
入学して間もない彼らにも当然相談出来る人がいないんだよな、ということにも徐々に気付きました。
その後、
自分がその相談出来る相手になれないだろうか。
と漠然と思うようになりました。
当然、見ず知らずの誰かを直接助けることは出来ません。
そこで、ブログで共有し自分が経験し学んだことを残すことで、
助けを必要とする人に少しでも有益なアドバイスが出来ればと考えました。
これが、一つ目の理由です。
二つ目の理由は、今の日本において博士過程進学にいいイメージを持っている人が少ないことに起因します。
工学部であれば、修士(博士課程前期)に進学することは当たり前になってきています。
しかし、さらに博士に行きたいというと
いつまでも学生気分ですか
27,28歳まで親のすねかじり
税金泥棒
専門家気取りの頑固な変人、社会不適合者
非常識?いつまで夢を追うの?
プライド高くて厄介
修士卒より仕事口減るって聞くけど大丈夫??
先行き不透明すぎて無謀
などなど、悪いイメージが先行します。
もちろん、気にすんなよ、という話ではあります。
そして、研究に没頭しているときは楽しいので気になりません。
ただ、ふとした瞬間にこの現実に直面し、思い詰めてしまうのです。
なぜなら、掛けられる言葉はすべて核心をついていて最も合理的、常識的であることは自分でも分かるからです。
なぜだ!!
純粋に知的好奇心に従って生きるという価値観を重視して人生を送りたいだけなのに!!
自分が間違っているのか。いや、確かに指摘はごもっともなんだが、、、
と思ったりするわけです。笑
実は僕が学部4年生のとき、勇気を出してこの問題について教授に聞いたことがあります。
「博士課程に進学することにいいイメージを持っている人が周りにあまりおらず、その影響でリスクばかりが気になりなかなか決断出来ません。どうしたらいいですか。」
答えはすごくシンプルでした。
「博士取った人は博士取ってよかったっていうし、修士卒の人は博士のことは何も知らないし、メリットデメリットなんて分からないよ。
自分の気持ちに従えば?
ただ一つ言えることは、決断は早いほうがいいよ」
なるほど。
確かに、僕に博士進学の不安を投げつけてくる人の中に博士に行った人はいませんでした。
悩むだけ無駄だな、と気付かされました。
じゃあ、なぜ博士について何も知らないはずの他人がネガティブな意見を持っているのでしょうか。
博士進学を悩む中で、いろいろ調べてみて分かりました。
そもそも博士についてポジティブなこと言っている人が少ない!!(なんで!笑)
自ら希望して進学し、そして修了したにも関わらず、なぜ文句を言ってるのか理解出来ません。
確かに研究生活はきついです。
楽しいのかきついのかどっちだよ、って感じですが。
やっているときは楽しいんです。ただ、
じゃあそれなんの役に立つの?
何が新しいの?
何が分かったの?
と成果を求められると、かなりきついです。
楽しいだけではやっていけないんですよね。つまり、
新しいものを何も生み出せなければ、やってる意味はないし、税金をいただいて研究させていただいているということに対する責任を果たせていないし、
そもそも、あなたの存在価値も、あなたが費やしてきた時間も意味がなくなるよ
と。
残酷に聞こえるけれど、至極当然であるがゆえに、かなりダメージを食らいます。
学部4年の今でもそう感じるので、
博士に行ったらボロボロになるんだろうなってことは容易に想像出来ます。
だからといって、そのようなネガティブな側面を出せば、
そりゃ誰も行きたくなくなるだろうな~と思います。
ですから、ここでは博士に進学する人間のありのままをさらけ出し、
どのような人間が、どのようなメンタリティで博士を希望しているのか
実際はどのようなことが行われているのか
それらをすべて理解していただくことで博士課程に対して事実を知っていただき、
もしあなたの周りで博士進学を希望する人がいたときにネガティブな言葉を投げかけるだけではなく、
現実を分かった上で適切にサポートしていただけるようにしたいと思っています。
長くなりましたが、これが二つ目の理由です!
~まとめ~
- 大学生活を通して学んだことを共有し、皆さんの人生に役立てていただきたい!!
- 博士進学を希望する人間が何を考え、どのような生活を送っているのかを知っていただき、博士の学生に対するイメージを変えたい!!
今後のブログ更新をお楽しみに!