皆さん、こんにちは。
Matephysiです。
いかがお過ごしでしょうか。
今日は、僕の大好きなイギリス人歌手 Henry Moodie さんの新曲
「indigo」
を紹介します!
今回も、彼の優しく切ない歌声が心にしみます。
歌詞を見る前に、気付けば10回くらいリピート再生して思わず口ずさんでいました。
これまでこのブログでは、
・eighteen
・pick up the phone
・beat up car
・right person, wrong time
・still dancing
といった、聞くたびに心を掴まれる彼の代表曲を和訳してきました。
気になる歌があれば、ぜひチェックしてみて下さい!
もちろん、まだ和訳していない名曲はいくつもあるのでそれもいつか和訳して彼の世界観を体感したですね!
今回は、「indigo」という彼の新曲を聞き、歌詞を見てみたいと思います!
なお、数日前に彼のインスタグラムにて、新曲「indigo」は彼の元恋人に向けた曲だというリール動画が公開されていました。
果たして、どのような心情を歌った曲なのでしょうか。
早速、歌詞を和訳してみましょう。
I never sent the drunk text, my biggest mistake
‘Cause I heard that you fell in love so I guess I’m a little too late.And I’m still here in London, at my parents’ place
https://www.youtube.com/watch?v=PRMMokTTR-M
And I can’t stop writing these songs, wishing you weren’t the one that got away.
結局、酔った勢いてメッセージは送らなかった。僕の最大の過ちだ
だって、君が恋に落ちたって聞いたから、たぶん僕は少し遅すぎるんだと思う僕はまだここロンドンにいるよ、実家にね
Matephysi
そして君が離れていかなかったらなあって、こんな歌を書くのをやめれないんだ
彼の曲には、失恋や恋人への未練を綴る曲が多いです。
ただ、この冒頭の歌詞を読むと、失恋後に作詞作曲へ向かう原動力が見えてきますね。
ファンとして一番注目したのが、冒頭の歌詞ではないでしょうか?
彼の代表曲の一つに、2年前に公開された「drunk text」という曲があります。
この曲では、深夜に何度も書き換えたメッセージを消して送信できずに、
それでも相手のことを思い続けてしまう切ない心情が描かれています。
冒頭の歌詞はその曲を連想させられます!
結局、彼は連絡することができずに、そして2年経った今となって、
それが最大の過ちであったことを痛感しているようです。
後悔の理由が続く歌詞に描かれています。
つまり、思いを寄せた人が恋に落ちたと聞いてしまったからなのです。
英語の語感を見ておくと、情景がより浮かび上がってくるかと思うので、
簡単にフレーズを紹介しておきます。
I heard that は、that 節の内容を聞いたという伝聞「~だって聞いた」を表します。
そして、I guess は「たぶん~だと思う」という確信度の低い想像、当て勘を表します。
したがって、未だに本人に確認をとったわけでもないままに
根拠もなく「終わった」と勝手に思っている状態だと推測できます。
思いを寄せる人は新しい恋人を見つけ前に進んでいるらしいにも関わらず、
自分自身はいまだに実家ぐらしのまま変化がない
という歌詞が続きます。
そして、失恋と後悔の念を誤魔化すために作詞作曲活動をやめれないようです。
stop doing は「~することをやめる」という意味です。
なお、stop to do は「~するためにやめる」となり、意味合いが異なるので注意が必要です。
wish は、「願う」という意味の単語ですが、
仮定法過去と組み合わさることで反実仮想を表現することができます。
ここでは、you weren’t the one that got away が仮定法過去に相当します。
直訳すると「あなたが遠くへ行ったその人でなければ」となります。
彼の情景や心情の描写にはとても感動させられます!
You’re a melody, always stuck in my head.
https://www.youtube.com/watch?v=PRMMokTTR-M
Like a memory that I’ll never forget.
And I’ll always remember it goes…
君はメロディだ。それは、いつも僕の頭から離れない
Matephysi
決して忘れることがない記憶のようなものさ
そして、いつもこんな感じで思い出すんだ
作詞作曲をやめれないからか、思いを寄せる人との思い出を音楽を比喩にして表現しています。
It goes とは、それは行くという意味ですが、進んでいく様子から
「~な感じになる、~へと続く」というニュアンスを表現することができます。
「どんな感じなんだろう?」と視聴者を引き付けてから、サビへと移っていきます。
I’d spend forever so lost in your eyes
float through the indigo, for all of time
That shade of blue should be some kind of crime
Oh, it’s all you, it’s all you.You’ve got a power, that’s larger than life
https://www.youtube.com/watch?v=PRMMokTTR-M
bright as the stars and as big as the sky.
That shade of blue should be some kind of crime
Oh, it’s all you, it’s all you.
君の瞳の中で永遠に迷っていたい
いつまでも藍色の世界を漂っていたい
その澄んだ青さはある意味犯罪だね
ああ、君がすべてなんだ君は力を持っている。それは人生よりも大きな力で
Matephysi
星のように明るくて、空と同じくらい広大だよ
その澄んだ青さはある意味犯罪だね
ああ、君がすべてなんだ
would は未来を表す助動詞 will の過去形で、現実感を喪失したニュアンスを含んでいます。
ここでは、「(時間を)費やす」を意味する spend と「浮遊する」を意味する float が婉曲的であることを強調しています。
shade of blue は、直訳すると「徐々に変化する濃淡様々な青色」のことですが、そこから転じて、
空や海の青さ、あるいはそれらが感じさせる開放感や信頼感を意味します。
文構造から、your eyes = the indigo = shade of blue であることが読み取れます。
さらに、彼女には力があるのだとして、その力を
「人生よりも大きく、星のように明るくて、空と同じくらい広大」
と表現しています。
上述のフレーズの意味を考慮すれば、
この力こそがまさに shade of blue であり、この曲のタイトルでもある indigo である
と考えられます。
思いを寄せた人が待つ魅力を忘れられず、失恋の後悔に駆られて制作活動に励む彼が
その魅力を思うがままに歌に乗せて表現したことが、とても伝わってくる歌詞ですね!
続く歌詞も見てみましょう。
Was walking in Camden, thought I saw your face.
https://www.youtube.com/watch?v=PRMMokTTR-M
It’s been months you moved but I swear I see you at least once a day.
Oh, no.
カムデンを歩いていたとき、君の顔を見た気がした
Matephysi
君が出て行ってから数か月が経つけど、本当に、少なくとも一日に一回君に会ってるんだ
ああ、なんてこった
Camden (カムデン)はロンドン北部に位置する地域で、カムデン・マーケットという若者向けの個性的な商店街があります。
I swear は訳が少しばかり難しいフレーズですね。
元来は「神に誓う」という深刻な表現ですが、日常的には
「ほんとに信じてほしいんだけど」
と自分の発言を強調する目的で使用されることが多いです。
You’re the alcohol that I pour in my cup
https://www.youtube.com/watch?v=PRMMokTTR-M
You’re the radio
You’re the song I turn up
Oh, and I’ll always remember it goes…
君はコップに注いだアルコールだよ
Matephysi
君はラジオでもあり
君は僕が聞いている音楽なんだ
ああ、そして、いつもこんな感じで思い出すんだ
なるほど、彼はあらゆる事物や場面に思いを寄せた人の人影を投影しているようですね。
先ほどの歌詞で描かれていたように、
「別れて数か月経ったにも関わらず、毎日会っている」という現実では有り得ない主張が
どうやら彼にとっては I swear と深刻に訴えることができるほど真実味を持っていたことが分かります。
失恋の後悔という傷の深さを痛いほど実感させられる表現力に圧倒されてしまいます。
サビや簡単なフレーズのコーラスが続いているので、少しばかり省略させていただきます。
ラストのサビにつながる以下の歌詞を、最後に見ておきましょう!
You’re the best thing.
https://www.youtube.com/watch?v=PRMMokTTR-M
That’s ruined my life, my favorite heartbreak, my lowest of highs.
And I’m still the same, but everything’s changed
cause now you’re with her
I know that you’ll say…
君は最高さ。
Matephysi
その事実が僕の人生を狂わし、僕の一番の失恋となり、僕が出せる最小限の高音で
そして、僕はまだ同じままなのに、すべてが変わったんだ。
なぜなら、今、君は彼女といるから。
君ならきっとこう言ってくれるよね
ラストのサビに向けて、思いを寄せた人に対する感情を怒涛のように表現しています。
正直に言うと、my lowest of highs は日本語訳が難しいなと感じました。
lowest は「低い、少ない」を表す low の最上級です。
highs は「高い」を表す high に複数形を示す s が付き「高いもの」を意味します。
文脈に応じて、最高気温や最高潮、高値などを意味するようです。
では、ここでは何を指すのでしょうか。
僕は、相手を思う強い気持ちが彼を作詞作曲へ向かわせていることから、「高音」と訳しました。
間違ってはいないと思いますが、「高温の最小限」では直感的には分かりにくいですよね。
もっと良い和訳を思いついた方は、ぜひ教えてくださいね!
ラストのサビに続くこの部分で最も興味深く魅力的なのは、
これまでは I’ll always remember it goes というフレーズとともにサビに入っていましたが、
ここでは I know you’ll say というフレーズでサビに入っていく点です。
前者では、作詞中に過去を回想している「私」の言葉としてサビの歌詞を捉えることになりますが、
後者では、過去の経験に基づく「あなた」の言葉としてサビの歌詞を捉えることになり、
解釈が変わってくるのです。
最後の最後まで、心を寄せる人の魅力や甘い思い出と、それを失ってしまった苦痛をとても美的に描いている歌詞ですね!
今回も、彼が描く切ない世界観に感動しました。
彼の活躍に今後も注目していきましょう!
ご覧いただきありがとうございました!
是非、次回の投稿もお楽しみに!