皆さん、こんにちは。
Matephysiです。

いかがお過ごしでしょうか。

学年が上がり卒業が近づくにつれて、
「大人として」「社会人として」
という文言をよく聞くようになります。

そのたびに、
自分なんかまだまだ人様からお金をいただけるような価値のある人間じゃないなあ
社会人としてはやっていけないだろうなあ
大人って何だろうなあ
と悩んでしまいます。

今日は、そんな誰しもが感じたことのある若者特有の感情を見事に歌い上げた曲

Henry Moodieの「eighteen」

を紹介します!

ハンサムが柔らかい歌声で歌う素敵な曲です!
なんだかショーン・メンデスを感じます。

さて、この曲はどんなことを歌っているのでしょうか。
歌詞を見てみましょう!

Just turned eighteen
And I don’t really know what that means
I’ve still got the same anxiety
I feel so controlled by society

And my friends
They all seem to know what they wanna be
Got their lives planned five years ahead of me
And I don’t even know about next week

Sometimes when I think ahead
It pulls the string around my chest
Too young to know how to live
Too old to be a kid

https://genius.com/Henry-moodie-eighteen-lyrics

18歳になったんだ
それが何を意味するのかはよく分からない
ただ漠然とした不安がずっとあるな
社会から管理されてるように感じるんだ

そういえば、僕の友達は
みんな何になりたいか決まっているようなんだ
自分よりも5年も早く人生計画をしていたみたいだ
僕なんか来週のことでさえ分からない

将来のことを考えようとすると
胸のあたりが締め付けられるんだ
生き方を学ぶには若すぎるし
子どもでいるには年を取りすぎているよね

なんだか、ほんとに自分の気持ちをそのまま歌詞にしたような
共感でしかない歌です。
(僕はもう25歳の代ですが…)

この曲の歌詞は総じて中学生レベルの平易な英語で書かれています。
分からない文法やフレーズがあれば勉強がてら調べてみてください!!

強いて言えば、
“I’ve still got the same anxiety”は直訳すると
「同じ不安を依然として持ち続けている」となりますが、
ずっと同じ不安があるということはまだその原因や実態がつかめていないという風に解釈できるので、
「漠然とした不安がある」と意訳しました。

また、”They all seem to know what they wanna be”は直訳すると
「彼ら全員は何になりたいかを知っているようにみえる」となりますが、
何になりたいかを知っているという状態は、決心がついている状態と解釈できるので、
「みんな何になりたいか決まっているようだ」と意訳しました。

では、サビも見てみましょう!

I just turned eighteen
And I don’t want the world to change me
It doesn’t take a lot to break me
Cause I don’t recognize me lately
I just turned eighteen
Oh, one more year of this world turning
It’s just another candle burning
But my reality is hurting
Just turned eighteen

https://genius.com/Henry-moodie-eighteen-lyrics

僕は18歳になったよ
世界に自分を変えられたくないな
僕を壊すのは簡単さ
最近自分自身のことが分からないからね
僕は18歳になったんだ
ああ、この世界の1年がまた始まった
ただ別のキャンドルに火を灯されただけだけど
僕の現実は傷付いていく
18歳になったよ

18歳になって新たな一年が始まり、
それは新しいキャンドルに火をつけて燃えていくような何でもないことなんだけど、
それでも現実の自分自身にとってはとても重い問題
という複雑な感情が
とても伝わってくる真っすぐな素敵な歌詞です。

I’m off track
Gotta wish that I could go back
And live another day in my past
Calling to my youth

https://genius.com/Henry-moodie-eighteen-lyrics

僕は道を外れてしまっている
出来るなら、過去に戻って
もう一度過去を生きたいと思えるようにならないとな
若いころを思い出しながらね

“wish I could do”は比較的実現確率の低い願望に対して用いる表現
「あ~、○○できたらいいなあ」というニュアンスがあります。

また、”gotta do”は”have got to”の略で、”have to do”と同様の意味を持ちます。

“have to do”は、「しなければいけないことを持つ」=「しなければならない」ですが、
これに”got”が追加されることでより意味が強調されています。

よって、”gotta wish that I could do”は
「~できればいいなと願わなければならない」と直訳できます。

“(I) wish that I could go back and live another day in my past calling my youth”を考慮すると、

今は”off track”状態だけれど、いつの日か過去を振り返ったときに
もう一度若かりし頃を生きたいと思えるような10代を生きたいし、生きなければならないんじゃないかというなります。

自分の意志はよく分からないけど、なんとなく世間的な正解というのは感じ取れて、
でもその生き方にはあまり納得がいかないという
もやもやした若者の感情がそのまま描かれています!

この後はサビパートの繰り返しです。

僕にとっての18歳は当の昔に過ぎ去ってしまいましたが、
似たような悩みを今もときどき感じることがあります。
年代や国を超えて、似たような悩みがあるんだなと再確認出来てうれしい気持ちになりました。

ちなみに、20代前半には、これまで構築してきた自分像(アイデンティティ)が崩壊し、
路頭に迷うタイミングがあることが知られています。
アイデンティティ・クライシス(identity crisis)と呼ばれるこの現象は、
誰しも一度が通る道で、振り返ってみると僕自身にもありました。

もし、大学生で生きるのが辛い方は、アイデンティティを見失っているからかもしれません。

自分自身を見つめ直し現状を打破するきっかけの一つにしていただければと思います。

さて、少し余談を挟みましたが、
Henry Moodieの「eighteen」いかがだったでしょうか。

YouTubeやGoogleで調べても日本語の記事が見つからなかったので、
これから日本での知名度が伸びていくのではないかと思います。
今後の活躍にも期待しましょう!!

ご覧いただきありがとうございました!
是非、次回の投稿もお楽しみに!

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