ホーム » Japanese translation » [分かってほしい] I Miss You ― elijah woods

皆さん、こんにちは。
Matephysiです。

いかがお過ごしでしょうか。

今日は、最近注目度を集めている歌手elija woods さんの新曲を紹介します!

彼はカナダ出身31歳のアーティストで、現在はアメリカを活動拠点にしているようです。

僕が彼に出会った曲でもあり、彼を一躍有名にした曲と言えば、「24/7, 365」ですよね。

本ブログで紹介する曲が好きな方なら、彼の曲もドハマりすること間違いなし!!

そんな彼が、昨日10月7日に新曲「I Miss You」を公開しました。
まだ聞いたことがないという方は、ぜひ聞いてみてください!

心地の良いメロディと彼の優しい歌声にうっとりしてしまう名曲です!
そして何より、思わず口ずさんでしまう歌詞が特徴的ですよね

日本語でいう「あいうえお作文」が歌詞の中で用いられています。
英語ではこの「あいうえお作文」のことを acrostic poem と呼ぶそうです。

acrostic poem を使って彼は何を歌っているのでしょうか。
早速、この曲の歌詞を和訳してみましょう!

Does it mean it’s over now?
You never open up, would you tell me we’re okay.
Understand I’m trying now
A momentary time of doubt

Is it really over now?
Sick to stomach saying I’m sorry
Maybe we can ride it out
Everything will quiet down

もう終わりってこと?
君は決して心を開かない。僕らは大丈夫って言ってよ
今ちょうどやろうとしてるって、
ほんの一瞬の疑念だって、分かってよ

本当に今終わったの?
ごめんねって言ってると気分が悪くなる
たぶん僕らは乗り越えられる
すべては落ち着いてくれるよね

どうやら、失恋をしてしまったが未練が残っている心境を歌っている曲のようですね
いくつか興味深い英語フレーズもあったので、簡単に解説します!

まず、over という単語についてです。
この単語は日常的に形容詞や前置詞、副詞として登場し、様々な意味を持ちます。

形容詞として使用されるときは、「終わった」という意味です。
前置詞として使用されるときは、「飛び越えて」 という意味です。
そして、副詞として使用されるときは、「過度に」という意味です。

いずれも、とある基準を超えた状態を表し、その結果生じた状況を表現するときに用います。
今回登場した it’s over は、形容詞的用法で、関係性が終わったことを表現しています。

また、sick to stomach とは、「胃がムカムカする、不愉快に思う」という表現です。

物理的原因、あるいは怒りや不安など精神的原因によって、
空腹時に訪れる吐き気のような不快感を感じていることを表現できるようです。

今回は後ろに saying という現在分詞が接続されているので、直訳すると
「言いながら不愉快に思う」
となります。

直前には、a momentary time of doubt という表現が使われています。
momentary time 「一瞬の時間」doubt「疑い、疑念」を表す単語なので、
これは、相手を思う自分の気持ちを見失っている状態を表現しているのではないでしょうか。

別れることに抵抗がありながらも、本当にこのまま関係を続けてもいいのだろうか
と迷う気持ちが簡潔に表現されていますね!

では、続きの歌詞も見てみましょう!

Cause I won’t give up
A fork in the road
Under my skin you’re the scent in my clothes
And I’m waiting every night praying that

だって僕は諦めないから
人生の分かれ道
君は肌の下から漂う服に付いた香りなんだ
そして僕は毎晩こう祈りながら待っているよ

fork 「フォーク」すなわち、先端が分かれた食器のことですが
加えて「川や道などがいくつかの部分に分かれる場所、分岐点」という意味もあります。

では、続く Under my skin you’re the scent in my clothes は何を意味しているのでしょうか。
直訳すると「皮膚の下であなたは私の服の香りになる」ですが、これだと少し猟奇的です。

under my skin は皮膚の下という意味ですが、これは
・皮膚の下に入り込めるくらい愛着や親近感がある
・皮膚の下でうずくような、どうしようもない不快感がある
という二種類の解釈が可能です。

scent in my clothes 「服に付いた心地の良い香り」という意味なので、
今回はポジティブな意味合いで訳すことができます。

したがってこの歌詞は意訳すると、
「君は僕の体に染みついた、欠かせない存在なんだ」
となります。

相手の身近さを服の香りで表現しているのは、詩的で素敵ですね!

さて、いよいよ特徴的なサビの部分です!

I call and Maybe you’ll pick up
I know that it’s been So long
Stay up all night if You would just try this
Oh, I really wanted U to know
I miss you

I‘m hoping Maybe you want me
I know we were going So good
Stay up all night if You would just try this
Oh, I really wanted U to know
I miss you

僕が電話したら、たぶん出てくれるでしょ
かなり長い期間そうだったもんね
君が出てくれるんじゃないかって考えて、夜通し起きてるよ
ああ、君にはこれを本当に知っていてほしかった
君が恋しい

君がひょっとして僕を欲してるんじゃないかって期待している
僕らはずっと仲良しだったよね
君がまた向き合ってくれるんじゃないかって考えて、夜通し起きてるよ
ああ、君にはこれを本当に知っていてほしかった
君が恋しい

I miss you というフレーズの頭文字がちりばめられた歌詞でした!
I miss you 「寂しい、恋しい」を意味する表現で、サビからは文字通りの寂しさが漂ってきます。

歌詞全体として寂しさを漂わせている原因の一つが、仮定法過去という文法ではないでしょうか。

仮定法過去は、主語+助動詞の過去形+動詞で構成されており、
叶うはずもない出来事を回想する際に使用されます。
ここでは、if you would が仮定法過去に相当します。

すなわち、君からの応答を期待して深夜に起きているにもかかわらず、
実はそれが叶うことのない願いであることを自覚している様子が表現されているのです。

だからこそ、続く文章でも want someone to do「人に~してほしい」が過去形 wanted someone to do「人に~してほしかった」で表現されているのです。

届くはずのない I miss you という思いが、聞いている私たちにも悲壮感を伝えてきます。

ちなみに、サビの最後の部分である this Oh の音がリンクして So に聞こえるのはとても興味深いです!

もちろん、そのようなナチュラルな発音箇所を挙げればきりがないのですが、
この曲は日常的に使える簡単なフレーズをゆったり歌い上げてくれているので
発音練習にももってこいの歌かもしれません!

では、残りの歌詞も見ていきましょう!

Could you compromise?
Afraid if I give in then nobody’s trying
Who do I gotta be?
It’s evident you don’t want me

Take your time there’s no rush
All my love is yours
Lately you’re so unsure it’s killing me so I’m praying that

いくつか単語やフレーズを紹介しておきます。

妥協はできたの?
別れを受け入れたら、誰も相手してくれないんじゃないかって恐れてる
どんな人間になればいいんだろう
それこそ君が僕を欲していない証拠だよね

時間を取って。急ぐ必要はないよ。
僕の愛のすべては君のもの
最近君のことがよく分からなくて、それが僕を苦しめるんだ
だから僕はこう祈るんだ

compromise 「妥協する」give in「受け入れる」という意味です。
また、gotta have got to の略で、「~しなければならない」という義務感をカジュアルに表現する口語表現です。

そして、S is killing me 「(Sが私を殺すほど)つらい、苦しい」という意味です。

別れというある種の拒絶を経験した後の動揺が見事に表現されていますね

以降は繰り返しが続くので省略します!

elijah woodsさんの新曲「I miss you」はいかがだったでしょうか?

別れに直面した際に抱く未練と困惑と愛情の混ざった気持ちを吐露する表現が満載でした。
ただ、彼の優しい歌声のためか、表現が醸し出す悲壮感のわりに何度も聞けて、ついつい口ずさんでしまう曲です!

また、サビが I MISS YOU の acrostic poem(あいうえお作文)になっている点も特徴的ですよね!

彼の今後の活動にも注目ですね!!
せびInstagramやYouTube のショート動画も見てみてください!

ご覧いただきありがとうございました!
是非、次回の投稿もお楽しみに!

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