ホーム » 大学生活 » [院試対策] 院試がきつい理由と乗り越え方

皆さんこんにちは。
Matephysiです。

今回は昨年受けた院試の経験を皆さんにシェアしようと思います!

タイトルにもある通り、僕は院試、
ものすごくきつかった
です。

普通に病んでました。笑
受かったので偉そうに笑い話にしていますが、
落ちてたら立ち直れていなかったかもしれません。

今、院試対策に取り組んでいて、つらい思いをしている人もいると思います。

僕も院試前はつらすぎて
「院試_落ちる人_特徴」「院試_落ちたら」「院試_不合格」
ばっかり検索してました。
けど出てくるのは成功体験ばかり。
正直、ストレスが消えることはありませんでした。

残念ながら僕も受かってしまったので、
こいつは受かったから勝手なこと言えるんだ
という当時僕自身が感じていた思いには全く反論出来ませんが、
僕のブログを読んで下さるあなたのストレスが少しでも和らげばと願っています。

大学院を受験する皆さんは少なくとも大学受験を経験しているはずなのでもうご存知かと思いますが、
受かるか受からないかは受験する前から自分自身がよく分かっていると思います。

試験当日、
あんなにやった自分が受からないわけがないだろ
と自信をもって言えるように、勉強をし続けてください。

ご飯の時間や隙間時間にこのブログを読んで下されば幸いです。

応援しています。

さて、いきなりですが、
僕がつらいと感じた理由は2つあります。

一つは早く研究がしたかったから、
もう一つは院試は誰でも受かると言われていたからです。

理由1:早く研究がしたい

まずは一つ目の理由から。

僕は昔から研究がしたくて、研究をするために大学に来ました。

4年生になってようやく研究室に配属され、いよいよ待ちに待った研究活動だ!
と思ってた矢先、

まずはとりあえず勉強して試験に合格してね。

と突き放された感じがとてもつらかったです。

というのも、僕自身研究をしたくて大学受験を乗り越えて大学に来たのにも関わらず、
学部時代は高校までと同じように講義を受けてテストでいい点を狙う単調な日々が続き、
ようやく研究かと思いきや、院試です。

高校時代に胸に抱いた目的を3年以上も叶えることが出来ないまま、
高校時代と何ら変わりのない、成長のない無駄な人生を過ごしているという実感だけが自分を苦しめていました。

成長のない単調な毎日、嫌なのに環境を変える勇気すらない自分。
ようやく進むと思ったのに、またまた立ち止まり。
しかも目標を前に挫折しそうな弱いダメな自分。

そんな非情な現実と向き合うのがすごく大変でした。
いやあ、つらかったなあ。

理由2:誰でも受かると言われた

二つ目の理由は、恥ずかしながら、自分の見栄とプライドに起因するものです。

院試は大学受験に比べて簡単だと言われています。

そもそも受験者数が少なく、大学側もある程度の生徒数を確保したいという背景から
合格率が異常に高いため、そのようなことが言われています。

また、大抵の人は学部生として所属している大学の大学院に進学するので
定員に対して受験者数はほぼ1対1です。

これだけ聞くと、
そんな試験、誰が落ちるの?
みんな受かるんじゃね?
と言われても仕方がないような気もしてきます。

また、学歴ロンダと呼ばれるランク(?)が上の大学院を目指すことが可能なのもこのような状況があるからです。

実感としても、勉強していなかった人だけが落ちているようです。

だからこそ、落ちれないんです!
院試ごときで落ちた不真面目な人と思われるのが嫌だから。
ただそれだけの理由です。

しかし、「簡単だ」と言うのは非常に簡単です。
恐らく、簡単なんでしょ、と言ってくる人はずば抜けて優秀な人か、院試を受けたことがない人です。

僕の専攻の試験科目は全部で7科目ありました。
しかも試験範囲は教科書全部。

これって簡単ですか?
多い!!多すぎる!広すぎる!

研究室の先生も、こんなに要らないよね~って毎回言ってます。笑

しかも、内容は全く簡単ではありません。
いっちょ前の、がっつり専門分野です。

簡単というのは勉強しなくてよいという意味ではないのです。

唯一の救いは、6割以上で合格と言われている一方で、
手応え的にはそんなになくても受かるくらい判定は甘そうだということだけです。

ただ誤解してほしくないので、もう一度言います。

受験さえすれば、勉強しなくても受かるテストだという意味ではありません。

僕は学部時代は勉強をさぼっていたので、2ヶ月で全範囲を理解するなんて考えただけで挫折しそうでした。
実際に全範囲を勉強するのは無理でした。

以上2つの理由から逃げ出したい自分と逃げ出せない現実との狭間で押しつぶされそうになり、つらかったです。

じゃあ、どうやって解決したのか。

まあ時間が解決しました。
本当に、勉強し続けるしかないんです。

取り合えず必死に勉強し続ける。
取り合えず手を動かす。

正直に言うと、勉強から離れたらネガティブな感情に襲われて正気ではいられなかったので
心の平安のために勉強に逃げていた、と言った方が正しいのかもしれません。

いずれにせよ、しつこくて申し訳ないですが、勉強するしかありません。

僕の院試対策方法

具体的には、僕は自分オリジナルの過去問5年分の解答集を作りました。

というのも、
僕の場合は先輩から過去問しかもらえず解答がなかったため仕方なくやったという側面が大きいのですが、
この方法が一番の最短ルートなのかなと思うからです。

また、自分の理解状況に合わせて解答を作れるので、
復習するときに理解がしやすいです。

当然、一度教科書を2, 3周読破し理解した後に過去問を自力で解いてみたり出来ればいいのですが、
前述の通り時間が全然足りません。

かといって、やはり教科書レベルの基礎的な知識なくして問題は解けません。

そのため、
過去問を見て、出題された分野の周辺知識を地道に付けていく
という方法が一番手っ取り早いのかなと思います。
(最終的に教科書全体から出題されていることに気付く、というオチはここでは内緒です。)

各科目5年分ほど解けば、少なくとも出題される分野の傾向は掴めますし、
同じところを何度も読むことになり、またここか~と思えるようになってきます。

これだけでも大きな成長です!

後は教科書がなくても解けるようになれば完璧!
復習を続けましょう。

過去問を何年分、どのように解くかなど
他にもいろいろな方法があると思うので、自分に合った方法を試行錯誤しながら見つけ出してください!

それでもつらいときは下の4つの方法で何とか頑張っていました。
是非、参考にしていただければと思います!

ストレスの緩和方法

①音楽とラジオをお供に。

効率云々を考えたら当然全力でお勧めすることは出来ませんが、

そんな綺麗事を言ってる余裕などない!!
そして学習効果よりもメンタル維持の方が大事だ!!

そんな考えに基づいて、僕は音楽やラジオを聴きながら勉強していました。

去年の院試の時期にマイブームだったのは
Creepy Nuts
です。

僕はもともとラジオが好きで、
何かのきっかけでクリーピーナッツのオールナイトニッポン0の文字おこしを見て以来、
ラジオDJとしてのCreepy Nutsにすごくハマっていました。

そしてちょうど院試勉強の時期に公開されたのが
「かつて天才だった俺たちへ」
でした。

恥ずかしながらヒップホップ自体はそこまで知らなかったし、興味もなかったのですが、
この曲「かつて天才だった俺たちへ」にはほぼ一目惚れ状態でハマってしまいました。

もちろん自分が天才だと思っていたわけではないです。笑

サビの

未だかつて ないほど入り組んだWay
悩めるだけ悩め 時が来たらかませ
風任せ どっちみち茨のWay
俺らは大器晩成 ey 時が来たらかませ

I wanna be a 勝者 wanna be a 強者
まだ見ぬ高みへ駆け込み乗車
花火のような 運命だろうが
我が身果てるまでやりきれそうや ey

歌詞「かつて天才だった俺たちへ-Creepy Nuts」from Musixmatch

を聴いて
ごちゃごちゃ考えても仕方ないから取り合えず勉強するか~
って自分を奮い立たせていました。

そうそう俺は大器晩成。落ち着いていこう
と。笑

音楽ってすごいよね。

②松岡修造サンパワーを使う。

ほんとにしんどかったんでしょう。
その存在は気温にすら影響すると言われている松岡修造さんの動画をずっと見てました。笑

(いや、笑い事ではないですよね。)

違法アップロードだと思うのでここに載せるのは憚られますが、こっそり載せておきます。

すべての言葉が本当に胸に刺さりました。
時には涙ぐみながら見ていました。

特に好きなのは4分53秒からの

寝れないのか~?

俺寝れちゃうよ、すぐにね

なぜなら、

寝る時も一生懸命だから。

一つのところに命かけてみろよお前!

落ち込んだ後に見ると心に響く松岡修造のメッセージ

です。

終わりが見えず自信が持てない日々の中で、
いつまでも出来ない理由、落ちたときのこと、出来ない自分を正当化する理由ばかりを考えてしまい
寝れなかった自分を律してくれた言葉です。

一つのことに全力に、命を懸ける。
そう、今は結果がどうなるのかではなく、ただ院試勉強のことだけを考えればいいんだ!

もう無理だと投げだしそうになった時に
よし、もう一回頑張ろう
と思わせてくれました。

③学問の面白さを探す。

院試勉強を単なる試験勉強としてではなく、
何らかの意味を持たせて取り組んでみてください。

僕は、

なんで僕らの倍以上生きているおじさんおばさんが、たった一つの学問に熱中しているのか。
その学問のどこに面白さがあるのか。

それを探しながら勉強をしていました。

この意識は特に、自分の専門分野になりそうな単元に対しては熱心に行うといいと思います。

またどこかで説明出来ればと思いますが、
嫌いや苦手だと思ってしまう原因は、単にその分野への理解不足だと思います。

面白いと思って人生をささげている人がいる一方で、
自分はこんな学問やる意味なんてないと思っているのは、
どこか魅力に気付けていないだけなのです。

院試勉強を通じてそれを探してみると勉強がはかどるだけでなく、新しい発見があるかもしれません。

④院試の先にある目的を見据える。

最後に、院試という目先の出来事に囚われるのではなく、
その先にある目標や良いことを思い浮かべることをお勧めします。

終わったら旅行に行きたい!おいしいものを食べたい!料理したい!あんなことやこんなことがしたい!
などなど。

必死になればなるほど忘れてしまいがちなのですが、
当然、皆さんは院試合格のために生まれてきたわけではありません。

院試の合否など、皆さんの人生を考えれば無意味あるいはかすり傷です。

真の目的、本当にやりたいことを見据えながら、
そのための手段の一つとして院試に取り組んでみてください。

ちなみに僕は、イギリスの某大学に留学していたのですが、
将来そこに戻って研究をするのが夢です。

その夢を忘れないために、実際にそこに通ってVlogをやっているYouTuberの動画をずっと見てました!笑

例えば、このPaigeYさん!

少しでも皆さんの役に立てるよう、study with me動画を載せておきますね笑

彼女はケンブリッジ大学の学部入学当初からVlogを始め、一度企業に就職した後、
現在はケンブリッジの博士課程に在籍しているようです。

彼女の動画に映るケンブリッジの街並みが懐かしすぎて

またここに行きたい!
ここで学びたい!

と見るたびに前向きになれるので見ています。

英語の勉強にもなりますし一石二鳥!笑

皆さんも自分の夢や目標、ちょっとした楽しみなど、少しでも前向きになりモチベが上がるコンテンツを見つけて
自分をいい感じに騙しながら頑張ってください!

終わりに

長くなりましたが、
以上が僕の院試がつらかった理由と負の感情のごまかし方でした!

冒頭でも述べましたが、
合格を勝ち取るという意味でも、自分の精神安定という側面でも

勉強をし続けるしかない

です。

こんな稚拙なブログを最後まで読んでくださるということは、
それくらい院試合格への思いが強いということだと思います。

素晴らしい!
皆さんが笑顔で大学院生になり、あわよくば研究で切磋琢磨出来る日を心待ちにしています。

散々色々なことを書きましたが、
体調には気を付けて、院試当日まで頑張ってください。

ご覧いただきありがとうございました!
是非、次回の投稿もお楽しみに

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